人が少なく静かな那須です
3月上旬です。カノンの周辺はもう雪はほとんどありませんが、車でMt.jeansスキー場に行けばまだまだ雪があり、スキーヤーが楽しんでいます。
更にのぼっていくと本当はロープウェイまで行けるのですが.....
さすがに冬はロープウェイが止まっています。3月31日までのようです。このすぐ横は奥那須温泉です。大丸(おおまる)温泉はに行こうかと思ったら時間はお昼頃だけでした。
ここから少し下ると殺生岩に出ます。
1000体ものお地蔵さんをここに奉納されている方がいらっしゃるとのこと。雪が積もり、何か特別寂しげに見えるのですが、この手をみてください。大きな手がしっかりと合わされて、天に声が届くかのようです。
こちらが殺生石。
平安時代のころインド、中国、日本と広大なスケールで描かれる、九尾の狐伝説から由来します。
殺生石は、大陸から渡って来た八百歳の妖狐・九尾の狐。
この狐が美女に化けて、「玉藻前」と名乗り、時の帝の寵愛を受けたそうです。
その後、狐は帝を殺害し日本を簒奪しようとしたところ、見破られこの那須の地に逃げ込んだそうです。
朝廷から派遣された三浦介、上総介によって退治されました。
この退治された時に、狐は大きな石となり怨念から毒を吐き、まわりの生き物を殺したと伝えられ殺生石と呼ばれるようになりました。
その後源翁和尚によって、その恨みを封じられ、粉々に砕かれたのです。
そのすぐ横には「温泉神社」があります。
日曜日なのに人が少なく、観光シーズンとはまた違った静かな那須でした。
カノンから車で約1時間半の小ドライブ。週末はレストランも営業しているので、ランチを兼ねていかがですか?
沼ッ原湿原
沼ッ原湿原は那須塩原から車で30分ほど、山に分け入ったところにありました。かなりのワインディングロードですが、普通の乗用車でも問題なく登れます。
駐車場から湿原に通じる入り口まで行くと...
熊??鈴なんで持ってません。足が震えてきましたが、「よし!歌を唄って歩こう」と踏み出しました。そうそう、たしかテレビドラマの「北の国から」で小学生の純と蛍が山道を歩くときに「熊が、出た出た、熊がぁ出た」と歌いながら帰る場面がありました。あれです。
なんと、那須ですが日光国立公園なのですね。
曇りがちな天気でしたが、霧が出ているのは爽やかでちょっとした幻想気分。でも花に関しては完全に季節はずれでした。最高なのは7月のようです。
楽しめたのはちょっとした虫たち。
誰もいない静かな湿原は、それだけで静謐で地球に包まれている感覚になります。7月は花が一杯咲いて綺麗なのだろうけど、きっと人がたくさん。それよりも静かなこの時期は、実は心を洗う最適な時かもしれませんよ。
ログハウス「カノン」から車で30~40分です。鈴をお忘れなく。
沼っ原湿原 -2008年4月-(その2)
沼へ注ぐ水は澄みわたり
春の陽を浴びて沼底がくっきり浮かびあがっていました
アカガエルの卵塊でしょうか
子供のころは山野で普通に観られたのですが
近ごろは各県で「絶滅危惧種」に指定されるほど
数が減少しているそうです
ここで突然ですが
アメンボを探そう
写真を拡大して、よぉーく探してみてください
3個体いるはずです
(ヒント5つの丸い影)
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沼っ原湿原 -2008年4月-(その1)
今年寒く、まだ山に雪が色鮮やかに残っていますが
沼っ原にはもう春が訪れています(前回記事はこちら)
ショウジョウバカマ(猩猩袴)が
枯れ草のすき間から顔をのぞかせています
いよいよ那須に春がやってきます...
(その2)へ つづく...
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