フリックコレクションのフェルメール
フリックコレクションはメトロポリタン美術館から歩いていける距離にあります。フェルメールだけ、を目指した場合には9:30のメトロポリタン美術館開場で入り、11:00にはフリックに行って午前中にじっくりと鑑賞を終えることが出来ます。ランチの会議にも間に合います。
USスチールを立ち上げて巨万の富を築いたヘンリー・フリック氏の邸宅がそのまま美術館になっています。個人の自宅としてはとても広いのですが、美術館としてみるとここぢんまりとしてちょうど良い。それに落ち着きます。
ここには3点のフェルメールがあります。
「兵士と笑う女」「稽古の中断」「女と召使い」
入館して「フェルメールはどこ?」と館員の男性に聞いたらすぐに教えてくれました。そして「I have a question. Just a curiosity.」と質問をしたい、と言うのです。その質問とは「なんで日本人やアジア人はフェルメールが好きなのか?みんなに同じ事を聞かれる。」
う~ん、これは困りましたね。他の国の人がどう思っているかなんて分かりません。
一つの答えは朽木氏の「フェルメール全点踏破の旅」に出ています。それは...
「フェルメールの絵の大部分は宗教画ではない。(中略)手紙を読んだり、人と話したりという、室内での日常的な風景を描いた彼の絵の世界は、私たちが現在暮らしている世界とあまり離れていないように感じられ、親近感と同時に時間的なギャップを超えた普遍的な美を感じることが出来る。(以下略)」
日本人の宗教的価値観と欧米人画家が描く価値観には大きな隔たりがあることは事実だと思います。欧米人ならその画家の思いをわりと素直に受け入れられるのでしょが、我々東洋人にはそれが表だって来るとやはり簡単ではない。そこに日常を描いたフェルメールの絵に対する理解のしやすさが我々を以て動かすのではないでしょうか。
一つ一つの絵を写真に納めることは出来ませんでした。上の写真も、館員の男性が話しかけた時に撮ったのですが、彼が「そうそう、ここは写真禁止だよ」と言われるまで気がつきませんでした。画像を消してくれ、とは言わなかったので載せちゃいました。
それぞれの絵はガイドブックとは違った様相でした。以下は美術館で撮った絵ではなくネットから拝借したものです。
「兵士と笑う女」はこんな明るい様子ではなく、もっと全体が青みがかっています。そして暗めな中で女性の顔が浮き立っています。
「稽古の中断」も同じ。実物は暗いです。むしろ暗く見える男性が明るく、女性の顔の方が暗く見えました。
「女と召使い」は他の絵と異なった場所、大広間に展示されています。先の2枚は通路の2階からの階段の突き当たりにあったのです。この絵は比較的大きく、テーブルクロスの青と女性の黄色の衣装が明るくコントラストを出しています。
中庭には室内の池があり、静かで落ち着ける場所です。今回は時間がなかったのでフェルメールだけの鑑賞でしたが、ターナーやベラスケス、グレコなど素晴らしいコレクションがあります。
























































































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