映画

2009年11月 9日 (月)

サイドウェイ(日本版)

日本版を見ました。

内容的にはUS版をなぞっただけのプアなものでした。興行収入は惨憺たる結果になるのではないでしょうか。
舞浜のイクスピアリでしたが観客は私を入れてたったの2名...。

US版はサンタバーバラだったところをナパに変更。したがってワイナリーは私の知っているところが多かったのですが、それでも普通の日本の観客には未知でしょうね。

最後のクレジットでLynmarが出てきた。あれ?ナパじゃなくてソノマだよ。

ということで調べてみるとこちらにワイナリーリストがありました。

ナパは日本版の撮影に非協力的だったというブログもあります。アメリカ版でメルローを批判した結果売れ行きが落ちたとか。そんな悪い印象があるのですね。日本語版ではそこまで踏み込んでいなくて、ピノもカベルネも褒め称えています。

いずれにしてもDVDを買おうと思うほどの内容ではなく、唯一、菊地凜子が良かったのが救いです....

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2008年8月22日 (金)

映画:アクロス・ザ・ユニバース

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こんな映画が観たかった。まるでブロードウェイミュージカルを観ているようだった。僕の予想では実際にブロードウェイミュージカルになると思う...

ビートルズ好きも、そうでない方も楽しめる、と書くのは無理があるかな。でもビートルズの曲を知っていれば充分楽しめると思います。僕は全部の曲を歌いながら映画を観ることが出来た。

ビートルズの時代のファン達は僕の10年は上の世代だ。僕が中学時代にそれこそレコードがすり切れるほど聞いたけど、その時にはすでにビートルズはなかった。ビートルズは僕の青春、とまでは言わないけれど少なくとも自分が成長する多感な時期に一緒に存在したことは事実。

ビートルズが好きな人たちは「一番好きな曲は何?」と聞かれても答えられないと思う。僕も同じ。しかし間違いなく「Across the Universe」が「One of the most fevarit songs」、つまりこれは英語表現だけど「一番好きな歌の一つ」であることは間違いない。

ビートルズで僕が泣ける唯一の歌。正直僕はポールの歌が好きなのだけど、泣けるのはジョンでしょ。特にAcross the Universeは中学生の頃から無常観というか孤独感というか、自分は宇宙のなかの一つの小さな存在でしかない、というそんな気持ちにさせてくれる。そのAcross the Universeはいつ来るのか?と思いながら観ていたら...後半のとても泣ける場面で...が途中で他の曲とシンクロして消えてしまった...

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ビートルズ好きにはたまらないいくつかのパロディーがある。それも嫌みのない自然な形で。だからビートルズの時代の人たちにはたまらないと思う。

このイチゴ、ベトナム戦争への反戦に使われるのだけど、最後はアップルならずストロベリーというレコード会社になる...最後にビートルズ最後の映像に重なるあるシーン。警察官がつい許してしまうシーン。そしてこれこそいつ出るのか、と思って観ていたが、ルーシーはついにビルの屋上に....。最後の曲は推して知るべし。

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書きたいことはたくさんあるけど、ぜひ観に行ってください。やはり世代を選ぶというか..全然混んでいません。ゆったりと感傷にに浸りましょう。

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2007年8月27日 (月)

This is BOSSANOBA

人間ドックで胃の再検査を指示された。ここのところ知り合いに「最近痩せた?」と何度か聞かれて正直ドキッとした。これは胃に何かあるぞと。というのも結構しっかり食べていたからです。

先日、大学病院を紹介してもらい、内視鏡検査を行いました。20代の頃、仕事のストレスが原因で十二指腸潰瘍を患ってから、あの内視鏡検査は私にとって恐怖です。とにかくつらくて。でもその日は麻酔がうまく効いたらしく、いつもほどつらくはなかった。一昨年も同じ病院で、午後から仕事をしようと思っていたらあまりに麻酔が効きすぎて仕事にならなかったのです。そこで今年は思い切って1日休みにしてしまいました。

結果ですか?その後ビールやワイン飲んでいることから想像してください....人生をあきらめているからではありませんよ(笑)。それに痩せて見えた原因はたぶんゴルフのやり過ぎによる日焼けだと思う...

麻酔は同じ量だったにも関わらず、1時間ほどで回復しました。休みをとってしまったのでポカリと空いた平日の午後。さて何をしようかな、と考えてみて、見たかった映画を一人で見ることにしました。それが「This is BOSSANOVA」です。

    Cinema01

僕の場合、夏と言えばアストラッド・ジルベルト、というのが30代の定番でした。ギターでもボサノバは何度か挑戦したことがあります。なかなか手強い。

この映画、ギター愛好家にはたまりません。何故かというと、ひたすらギターが登場するから。ボサノバはいろんな楽器で演奏されるのでしょうけど、基本はギターです。それは映画を見るとよくわかります。映画の中ではボサノバの成り立ちや創生期の話がふんだんに出てきますが、ギターで始まった音楽と言っても過言ではない。サンバでは物足りないギターを愛好する若者達が自然発生的に作り上げた音楽なのです。

その一人、ホベルト・メネスカルが様々なボサノバの曲をギターで弾きながら「ほら、こう弾いたんだよ」とか解説しながら話してくれます。その時にギターの左手がずっと写されていて、「なるほど、ああやって音を作ってるのね」と一人納得していました。ギター万歳!

この映画、ひたすらボサノバを語ります。語って歌って語って歌って、ボサノバ好きでないとおもしろくないかもしれないけど、ボサノバ好きにはたまらない。

いろんな話が出てきますが、一番印象に残って、かつ映画館での笑いを誘ったエピソードがありました。ボサノバの歌ってどんな印象がありますか?静かにつぶやくように、優しく心地よい。そんな感じでは?

メネスカルが謎解きをしてくれました。実は若い彼らは生活のために日中は外で労働をしていました。仕事が終わると誰かのアパートに夜集まってみんなで演奏をしながら音楽を作っていた。しかし夜なので下の階の住人から「うるさい!静かにしろ!」とモップの竿で天井を突っつかれた。近所迷惑なのでみんな小さな声で歌を歌った。それがそのままあの歌い方を作っていった....。結果的にそれが夏の暑いリオデジャネイロにすごくよく合って、みんなに支持される音楽になったのですね。

あまりに暑い今年の東京。ジルベルト・ジルのささやくような歌声に耳を傾けて静かに白ワインでもいかがですか?

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2007年2月 8日 (木)

映画A good Year(ワインと素敵な中年の恋)

サンフランシスコ行きの飛行機で素敵な映画を見た。プロバンスのワインとロンドンの辣腕トレーダーの中年の恋。おおよそグラディエーターで主演した筋肉ムキムキのラッセル・クロウに似合わないストーリーだけどこれがいい味を出している。

日々都会で息つく暇もないビジネスマンが皆憧れそうなシナリオ。都会で生き馬の目を抜くトレーディングビジネスで勝ち続けているマックスは忘れていたプロバンスの叔父さんの家とワイナリーを相続することになる。マックスはそのワイナリーを「お金になる資産」としてしか捕らえずにすぐに売りに出す。
そこに現れるのが美人の地元ビストロの主人。そしてそのワイナリーのワインを愛する雇い人。突然現れる叔父さんの隠し子の美人のいとこ。

少しでも高く売ろうとおんぼろの家をメンテナンスしながら3日間を過ごすマックスに、プロバンスの美しい風景と昔過ごした叔父さんとの夏休みの思い出が、少しずつゆったりとした時間を与えていく。
素材はピーター・メイルの「プロバンスの12ヶ月」を下地にしているだけに美しい風景とゆっくりと流れる時間を提供する。
中年の恋はちょっとコメディで、でもそれがとてもタイミング良く愛をはぐくむ素敵なタッチ。
実は美人いとこはアメリカ人。ナパで働いた経験があり、ワイン作りにはちょっと詳しい。

ビジネスを3日休んでしまったマックスはロンドンに戻り経営者に「おまえが休んでいる間に大損害を被った」とある決断を迫られる...そしてマックスが下した結論は。
日本はまだ未公開らしいのだけど、公開されたら映画館でもう一度見たいと思う。

昨年ロワールに行った際に、当地の小さなシャトーを買わない?と冗談交じりにガイドのフランクに言われた事を思い出した。小さなしかし見渡す限りの美しい自然に囲まれて過ごすのは本当に憧れだ。ましてやワイナリーに囲まれ、たった9ユーロでとても美味しいワインが手に入る....まじめに考え込んでしまった。

http://movies.foxjapan.com/agoodyear/

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