ギター

2011年8月21日 (日)

岡本拓也の壮行会

ギタリストの若手、岡本拓也君がウィーンの音楽学校に留学することとなり、プラサギターラで内々の壮行会が開かれました。

Guitar201102

この壮行会は、彼の師匠である篠原正志先生とプラサギターラの長岡社長によって企画されたものです。私もお呼ばれをしました。
演奏会というよりは、彼を応援する皆さんと楽しく時間を過ごす事が目的となった、和やかで楽しい会となりました。

まずは岡本君がバリオスの作品を3曲、ワルツ3、4番と森に夢見るを演奏。そして皆で乾杯をしながら食事をしました。
残念ながら岡本君は未成年のためアルコールは飲めないのですが(ウィーンでは16歳からアルコールが飲めるらしい!)、我々応援団はビールにワインに日本酒と、勝手にドンドン盛り上がったのです。

Guitar201104


一人一人の応援メッセージで盛り上がるり、岡本君の演奏を聞き、また盛り上がるという、そんな元気の出る時間でした。

師匠の篠原先生との二重奏も楽しめました。聞けば初共演らしく、またウィーンで師匠が変わる事から、この二重奏が最後のレッスンだったとか。

Guitar201103

久々に岡本君の演奏をYoutubeにアップロードしました。いつもよりライブ感があっていいですね。


岡本君はウィーンでの日常にをブログに書き綴ってくれます。
ブログはこちら

最後に皆さんからの色紙と応援メッセージのノートを進呈。
6年にもおよぶ音楽留学でどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。

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2010年12月27日 (月)

ギター発表会2010

恒例の年末のギター発表会です。
平塚先生が逝去されてから最初の発表会となりました。
みなそれぞれ平塚先生を思い浮かべながらステージに上ったに違いありません。

浦安ギターサークルは今年から平塚先生に代わり、26歳の栗田和樹先生がコーチをするようになりました。
若さ故に理想も高く、今年の合奏の練習はけっこう厳しく行われました。その結果、平塚先生の奥様でピアノの先生の平塚富美先生から「今年はレベルアップしたわね」とほめていただきました。
いや厳しい練習をこなしただけあった。

二重奏はフォーレ作曲「組曲ドリー」より「ドリーの子守唄」。

独奏はトローバ作曲「松のロマンス」とカタルーニャ民謡「聖母の御子」。

このところ緊張することが少なくなってきました。今回の選曲にあるのかもしれませんが。
というのも、言い訳ですが仕事が変わってからギターを練習する時間が劇的に減ってしまったのです。
本当は弾きたい曲があったのですが、とても練習量から間に合わない。そこでセゴビアがよく弾いていたこの美しい「松のロマンス」に急遽変更。技術的には難しくなく、美しく弾くのがポイントです。
聖母の御子は春に平塚先生の追悼会で弾いています。

そんなわけで技術的にはなんとか弾けていたので緊張が少ないのかもしれません。

とはいいながら、やはりステージに立つと指が完璧に動く訳ではなく力が入らないところもあります。

とにかくこの発表会が終わると1年が終わったという実感があります。仕事もその他もギターも重なり、追い立てられるように12月を過ごし、やっと大きな重圧の一つが終わるのです。そしてその打ち上げでしこたま飲んで忘年するのです。

 

Guitar100

写真は栗田先生と。

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2010年12月 4日 (土)

2010年東京国際ギターコンクール 岡本君2位

Guitar201007

2010年11月27日、28日に第53回目の東京国際ギターコンクールが実施されました。
私は本当に久しぶりにこのコンクールを聴きにきました。最後に足を運んだのは学生時代です。兄弟子の二人が本選に残ったので応援に駆けつけたのです。もう28年ほど前でしょうか。その時には兄弟子の二人、永塚さんと中根さんは2位と3位でした。

当時はギターコンクールというシンプルな名前で国内のギタリストだけが参加をしているコンクールだったのですが、東京国際という名前となり、インターナショナルなコンクールとして世界でも注目をされるようになりました。
その結果、日本人の優勝者がとても少なくなってしまった、という現実があります。

私は本選のみに出かけました。演奏順は以下の通り

1. Nemanja OSTOJIC (Serbia) 
2. 小暮 浩史/Hiroshi KOGURE 
3. Laszlo SZABO (Hungary) 
4. Marco Del GRECO (Italy) 
5. 山田 大輔/Daisuke YAMADA 
6. 岡本 拓也/Takuya OKAMOTO 

午後1時すぎから7時までの長丁場でした。全体的な印象ですが、やはり外国から旅費と時間をかけて来る出場者は覚悟が違う、というものでした。もちろん日本人の3人はとてもギターが上手なのですが、あくまでも全体的な印象です。

簡単に感想を書きます。

Nemanja OSTOJICはダントツトップで2次予選を通過しています。それだけに期待が高かったのですが、バッハのフーガが今ひとつ波に乗れないようでした。ミスタッチが目立ち、音もおとなしく。しかし課題曲は6名で一番出来が良かったのではないでしょうか?とても緊張感のある、現代曲らしく仕上げていました。

小暮浩史はパワーもありしっかりとした演奏スタイルです。その分多少雑になりがち。課題曲はもっと研究が必要ではなかったでしょうか。最後にセビリアを弾きましたが得意曲なのでしょう。とてもスピーディーに演奏しました。

Laszlo SZABOは丁寧で音もきれい。ミスがほとんどなかったです。彼はバッハが好きなのでしょうか。現代曲よりバロックが丁寧で良かったです。ただ全体的に平坦な感じ。

Marco Del GRECOのこの日の出来は最高だったのではないでしょうか。昨年4位というのが信じられないです。完成度の高さが際立っていました。イタリア人らしい、楽天的な演奏ながらミスがなく、消音などの細心の注意を払っており、「本選に来るということは新人なのではなく、もうプロでやっているレベルでないとだめだ」とつくづく感じさせられる演奏でした。

山田大輔は技術力はあるのでしょう。しかし課題曲の研究が足りない感じでした。シャコンヌもテクニックに頼りすぎている印象があり、細部が雑な感じは拭えません。

岡本拓也もすでにプロのコンサートを聴きにきている、という素晴らしい演奏でした。大きなミスはなく、このホールを全体を楽器にしているのではないか、と思わせるほどの美しい音色。特にピアノとピアニッシモが美しい。課題曲は奇麗にまとめた印象。全体的に美しいのですが、もっと力強さがあってもよかったかな。

浦安ギターサークルの皆さんも応援に駆けつけていたのですが、岡本君の演奏がおわったら「これは1位は岡本君だね」と確信して帰ってしまいました(笑)。

結果は次の通りです。
1位 Marco Del GRECO
2位 岡本 拓也
3位 Laszlo SZABO
4位 Nemanja OSTOJIC
5位 小暮 浩史
6位 山田 大輔

岡本君が2位で呼ばれたときにとても悔しそうにしていました。もちろん1位を目指していたし、演奏も彼なりに満足のできるものだったのでしょう。しかしMarcoが良すぎたようです。

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(クリックして拡大)

私はプロギタリストではないのでこの結果のシートを分析するのは避けたいと思いますが、一部に偏りがあるのが現実ですね。
スポーツと違い、客観的な判断基準がありませんから、この1位と2位そして3位と4位に関してはどちらも良かった、と言うしかありません。

また昨年はインフルエンザ問題で海外からのキャンセルが多かったために今年に集中したという噂もあります。日本人で上位に入るのは至難の業のようですが、むしろ日本人には試練として前向きに捉えるべきでしょう。

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岡本君は本選最年少です。まだ18歳。これから様々な先生達から学んでまた挑戦して欲しい。

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2010年7月 4日 (日)

岡本拓也のアランフェス

2010年6月23日(日)に千葉県文化会館大ホールで岡本拓也君がニューハーモニーオーケストラ千葉とアランフェス協奏曲を共演しました。

この日は千葉県の「「第24回若い芽のαコンサート」。ニューハーモニーオーケストラ千葉はれっきとしたプロのオーケーストラ。10代のギタリストがプロのオケとアランフェスを共演する、というのはとてもすごいことなのです。

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当日はとても蒸し暑く、文化会館への坂を上がると体中から汗が噴き出すという、不快指数が高い天候でした。

しかしそんな中、開演30分前に会場に行ってみるともうすでに満席に近い状態。約2000人が入る会場にも関わらず、開演30分前にほぼ満席なんて、海外から来る有名オーケストラでも見たことがありません。会場の中はエアコンが聞いて気持ちよかったのですが、そんな聴衆の熱気でムンムンしていました。千葉県民の期待が高い、という証拠ですね。

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シューベルト/イタリア風序曲 第1番 ニ長調から始まった演目ですが、会場もオケの演奏に集中し、盛り上がってきたところで岡本君の登場です。

ステージに現れた彼は会場を埋め尽くした聴衆の視線に多少の緊張を表情にのぞかせながらかるく調弦を始めました。彼は演奏前にかならず行う儀式があります...それは本人の演奏を見てチェックしてください(笑)。(私のYoutubeの画像ではカットしていました、ごめんなさい)

まぁとにかくそれで心を落ち着かせ、演奏に入ります。表情からはやはりいつもよりも緊張している様子が伺えます。しかし演奏はきっちりと入り、音もしっかりと鳴っていました。彼独特の美しい音色はオーケストラのバックと一緒になると多少前面に出にくいとことはありましたが、むしろいつも課題と思っていたダイナミクスはしっかりと出ており、オーケストラとの練習などで一皮むけたのではないかと安心もしました。スケールの部分もきちんとこなし、第一楽章は立ち上がりとしてはよい出来でした。

次はしっかりと調弦をして気合いを入れて第二楽章。彼の美しい音色がオケにかき消されることなく会場に響き渡ります。会場の聴衆が息をのみながら演奏に引き込まれているのが伝わってきます。岡本君は目をつぶりながらだんだんと演奏に深く入り込み、会場との一体感も多少の緊張感と相まって高まってきます。

スケールも通り一遍ではなく、緩急をつけながらため息が出るほど美しく仕上げてきました。演奏終了後に本人に聞いたところでは、「前半は全く緊張せずに没頭できたけど、途中からだんだん緊張してきてしまった」とのことですが、確かに第二楽章の後半あたりから彼のフワフワとした感じが見えてきました。しかし、押さえるところをしっかりと押さえ、この甘美で有名なメロディーに聴衆は間違いなく酔っていました。

あっという間に第三楽章に突入。早いパッセージが続く場面でちょっと音が消えた局面もありましたが、彼はためらわず弾き切りました。

10代でこの聴衆を前にプロのオーケストラと堂々とアランフェス協奏曲を演奏し、聴衆の心をつかんでしまいました。岡本君の演奏家としての経験としても多くを学んだことでしょう。

お父さんによると、前日から何度もリハーサルを重ね、しかも学校の部活動である水泳競技に出場もしてこの演奏会もこなした。一見まだ少年のあどけなさを残した彼は、実は闘志も体力も充実したなんとも末恐ろしい演奏家です。

演奏終了後、すぐに楽屋にかけつけたところ、師匠の篠原先生と遭遇。楽屋を一緒にあけたところもぬけの殻。楽器もケースを開けっ放しでどこかに出てしまった様子。そこで篠原先生と待ちながら話をしたのですが、師匠としてもご満悦の様子。実は私も篠原先生が20代の頃にピアノと一緒にアランフェスを演奏したのコンサートで聞いているんですよね。そんな話をしたら「10代でオケと共演できるなんて、本当にすごいよ彼は」と。

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岡本君のお姉さんが探しまわってようやく岡本君がすでにロビーにいることが判明。篠原先生とロビーに行って記念撮影をしました。

私も1枚撮ってもらったのですが、残念ながらピンぼけでした....

なお、コンサートの様子はNAOさんのブログに詳しいです。

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2010年5月 3日 (月)

平塚康史先生追悼公演

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2010年1月15日に逝去されたギタリストの平塚康史先生の追悼公演を企画しました。
4月18日(日)に新浦安のWAVE101小ホールにて実施をしました。
生前の先生のお人柄から、60名のホールはほぼ満席。
2組のサークルによる合奏と、23名の生徒やギタリストの皆様による共演を実現することが出来ました。

ギタリスト仲間を代表して、篠原正志先生と奥様によるチェロとギターの重奏も演奏され、深い感動で来場者の涙を誘いました。

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平塚先生は浦安ギターサークルを25年もの長きに渡って指導され、他にも浦安市において少年少女の育成にも尽くされました。
船橋や国立などの地域でもギター教室を運営され、30名を超える生徒さんたちがかけつけてくれました。

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ちょうど2年ほど前、癌が見つかったと告白され、二度の手術を行われました。1年ほどは経過も良好で、指導にも熱が入っていたのですが、昨年の9月ごろからまた体調を崩されて入院されていました。

温かいお人柄、生徒にはいつも優しく、しかし指導は的確でした。全くアルコールは飲まれなかったのですが、いつも懇親会では皆を楽しく盛り上げていただきました。

私はなんども発表会で一緒に二重奏を演奏させていただいたのがよい思い出です。カルリの対話式二重奏、ソルのランクラージマン、アルベニスのコルドバと無理をお願いして週末に練習のおつきあいをいただきました。

若い世代の育成には特に力を入れておられ、私も微力ながらご協力をさせていただく計画を立てていただけに残念です。

この日の皆さんの演奏は「天国にいる先生に楽しんでもらい『もっと練習しないとだめだね』と言ってもらおう」とそれぞれが自分のレベルでがんばって演奏をしました。

これからも演奏会では皆さんを天国から応援してください。

合掌

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2009年12月29日 (火)

岡本拓也「愛の歌」~メルツ

先日の平塚ギター発表会での岡本拓也君の演奏です。

メルツの愛の歌(Liebeslied)

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2009年12月26日 (土)

バリオスのワルツ4番

いつも発表会が終わって思うのは「来年こそは早めに曲を決めてじっくりと練習をしよう」です。昨年も同じ。

今年はバリオスのワルツ4番を、夏に決めて練習を始めました。ところが8月に仕事が変わり、練習をする余裕がずいぶん減ってしまったのです。気がついたら充分弾き込まないままにあと2週間!と迫っていた。サイレントギターを買っても後の祭り。

そもそもこの5,6年間で一番難易度の高い選曲をしてしまったのです。いつもは過去に演奏したことのある曲、あるいはゆったりとして聞かせる曲を選んでいました。

ワルツ4番は左手を鍛えるには最適の曲です。とにかくセーハが多いし、しっかり握らないと音が出ないポジションも多い。この曲を弾ききるために握力を鍛えるハンドグリップを会社と自宅に購入したぐらいです。

また今回の発表会は平塚先生が体調を壊されていて、そのお手伝いでギターパートの会場担当もやったのです。朝9時に集合して、セッティング、リハーサル、本番、とめまぐるしく回転していきます。また先生との二重奏のパートでは急遽岡本君が先生のパートを担当。先にも書いたのですがプログラムにはあるけど、準備していない曲があったりして...。もうバタバタでした。
正直、自分たちの演奏に集中している余裕がまったくないままに自分の本番を迎えてしまうことになったのです。

更に先生代理で合奏の指揮を急遽行うことになりました。全く準備しておらず、心の準備の余裕もなく、本番でいきなりです。しかし...意外と指揮は好きかもしれません。「どうしよう」と思いつつもステージで挨拶したら吹っ切れました。楽しかった....

と、ここまでが言い訳です。

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ステージにあがると孤独です。緊張してドキドキすることは減ってきましたが、変に醒めていていけない。たとえば上からの照明がきつく、自分の左手をみながら「あれ?ささくれが立っている」なんて考えながら弾いてるわけです。

練習不足そのままに演奏自体はミスタッチの連続。それでも止まらずに弾き切れたのが経験を積んだ証拠でしょうか(笑)。

楽器ラミレスはこのワルツにはとても合っていたと思います。今年の製作なのにもうしっかりと音が前に出る。あと5年もすれば素晴らしい楽器に育っていくでしょう。これは将来ギタリストを目指す若者にお貸しする予定です。

さぁ、来年こそはちゃんと練習するぞ!

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2009年12月25日 (金)

ギター発表会で「ニューシネマ・パラダイス」

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以前の浦安ギターフェスタでデュエットをしていただいた成田美緒さんにお願いして、一度弾いてみたかったモリコーネの「ニューシネマ・パラダイス」の音楽。ニューシネマ・パラダイスはご存じイタリア映画で、最後のシーンはジーンと来ますね。おのテーマ曲もとても美しく、胸を打つメロディとコード進行が特徴です。

編曲はギター二重奏で竹内永和さん。このメロディー部分だけをフルートに移し替えました。

ギターの伴奏は一見簡単そうに見えるのですが、じつはとても難しい。単なるコード進行ではありません。ギター弾きの手が覚えているよく使うコードや和音ならすぐに弾けるのですが、この編曲(というかオリジナルもそうなのでしょう)は凝っていてそう簡単には弾かせてくれません。

私はなかなか習得できないので、宮崎マラソンの前日に楽器店に行ってサイレントギターを購入して、宮崎のホテルでこもって練習したほどです。

まぁぎりぎり間に合ってこの日を迎えたわけですが、一緒に練習したのはたったの2回で、それも1時間弱程度。

さすがに成田さんは綺麗に仕上げてきました。私はにわか仕込みになってしまい、練習ほどにはうまくいかなかったのですが、せっかくFlipビデオで撮影したのでYouTubeにアップしておきました。

 

細かいミスはこの際気になさらずに聞いてください...

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2009年12月24日 (木)

ギター発表会で岡本君とデュエット

12月20日(日)は平塚先生のギター発表会でした。この発表会でちょっとハプニングが。二重奏の準備をしていないのに、プログラムに載っていた方がいらっしゃったのです。

代打で「オッカー、俺とやらない?」と誘ってみたらOKだったのです。
岡本君編曲のエーデルワイスを弾くこととなりました。

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こんな機会はなかなかありませんよ。

この企画(?)は前日に布石があったのです。

私の知り合いでピアノ教室をやっている方から岡本君が幼稚園の子供達のクリスマス会で演奏に誘われました。「せっかくだから岡本君の二重奏したら?」と声をかけられ、彼が曲を準備してくれたのです。そのクリスマス会が19日にあって、そこで弾いていたのですね。

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(幼稚園の子供達のクリスマス会にて)

ということで、ギターの発表会の話はまたのちほど...

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2009年12月19日 (土)

村治佳織ポートレイツ コンサート

村治佳織さんがアルバム発売記念で全国ツアーを行っています。
東京では恵比寿のガーデンホールで2日間開催されました。

会場に入ってびっくりしたのは舞台設定。あとで彼女から説明があったのですが、北欧の国の秋の公園で、老夫婦がベンチに腰掛けている。しかもご主人は亡くなっていて、その思い出をたどっている、そんな設定。

枯れ葉(後で見たら本物)が敷き詰めてあり、演奏用のピアノ椅子の周りにはベンチ、街頭、木があります。そして驚いたことに、演奏の曲に合わせて照明や背景が変わる。街頭のライトも灯いておちついた雰囲気に。

今回の曲順は、CDの曲順。

この2点を取ってみてもクラシックギターコンサートとしては例のない形式です。

というよりも、これはクラシックギターコンサートではありません。観客を見てもクラシックギター好きというより、村治ファン。私のお隣の話をついつい聞いてしまったけれど、ギターコンサートは初めてらしい。
曲目もヨークのサンバースト以外はギターのオリジナルではない。
これは紛れもなくクリスマスコンサートでした。

村治佳織さんのすごいところは、そんな観客で会場が溢れてしまうこと。これはクラシックギター奏者には真似できません。

演奏も村治佳織らしく、優しくまったりとした時間を提供してくれた。テクニックが際だっていた時代から、大人の演奏を聴かせるスタイルに見事に変身しています。

私が一番美しいと思ったのはトロイメライ。シューマンの子供の情景からですが、編曲が見事にギター。特に3弦と5弦を美しく鳴らすメロディーがとろけるようでした。

終わってから岡本拓也君を村治さんに紹介するために楽屋に訪ねました。さすがたくさん人が訪ねていらっしゃる。

サイン会の時間が迫っていたので、あまり話が出来なかったのですが、岡本君は大感激。帰り道でも演奏の余韻に浸っていました。

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この二人の笑顔が素敵ですね!

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