文化・芸術

2017年1月 4日 (水)

2016年に見た映画について

2016年は合計83本の映画を見ました。

そのほとんどは映画館ではなく、DVDとアマゾンプライムビデオ、そしてWOWOWです。
もちろん映画館でも観ました。だいたい月に1本あるかないかでしたけど。でも評価が高かったのは映画館が多い。前評判を見ているからか、大画面とサウンドで印象が良いのかわかりませんが。
全ての映画に星をつけました。古いものから最新のものまでありますが、自分で星を4つ以上つけた映画を列挙したいと思います。17作品あります。(観た順番)
DVDなどお借りになる際に参考にしてください。
正直全く期待してませんでした。
しかし終わって見たら爽快感。
007シリーズが少しマンネリ化してきた気がするんですが、強いだけでなく、イングランドらしいウェットとユーモアもあるスパイ映画に面白さを感じた。映画館で見ました。
始まりのうた>(Begin again)
ニューヨークと音楽に惹かれて映画館に行きました。
全く期待を裏切らない素晴らしい内容でした。どちらかというとマイナーな二人が、ニューヨークの街を舞台に無茶をしてみんなをハッピーにする。
夢のある映画でした。
ハッピーエンドが書けるまで> 2012年の作品
ダメなオヤジと多感な娘と息子。
青春映画だけでない、中年オヤジの悲哀もある。
<ソロモンの偽証>
前編後編、一気に見ました。
プロミストランド>2012年の作品
2012年にアメリカではすでにシェールガスの狂騒が始まっていたわけだ。
マット・デイモンはむしろこのような役が合っている気がする。
狂騒の影で行われる不正と主人公の迷いがうまく描き出されていた。
<黙秘>1995年の作品
アメリカの片田舎を舞台としてミステリーとヒューマン映画。
母親と娘の葛藤。そして殺人と真実。
映画館にて。
メリル・ストリープの好演。
まさかロック歌手の役とは!
中年のおばさんロック歌手なんてカッコ悪い、との先入観が見事に打ち砕かれ、最後のシーンに流れる歌は感動的。
特にU2の「I Still Haven’t Found What I’m Looking For」が効果的に使われていてカッコいい!
バクマン>2015年作品
少年ジャンプを舞台にした邦画。
日本のカルチャー、というところが良かった。
映画館にて。
ネタバレしたくないのであえて書きませんが、見て損はしません。
<SPY>2015年の映画
Wikiによると日本では劇場未公開。信じられないぐらい面白い。
主人公のメリッサマッカーシーが最高!(太った中年女性がすごい演技)
笑いとスリル満点。
映画館にて。
ビートルズ好きな人はみんな見ましたよね?
どちらかというと解散の時期にフォーカスしています。
映画館にて。
すでに本は読んでいたので、映像でどのように実現したか見たかった。
期待を裏切らない映像でした。
映画館にて。
あまりにテレビでも騒がれているので行きました。
行って良かったと思う。映像の美しさとほろ苦い青春。そしてストーリーのトリック。
<天使の分け前>2013年
アマゾンプライムにて。
ウィスキーが寝かせている際に減る分を「天使の分け前」と言います。
スコットランドの映画で、ウイスキーの蒸留所が舞台に使われます。
ウイスキー好きは見ると良いかと。ストーリーも素敵ですよ。
<ロンゲストライド>
日本未公開。アマゾンプライムにて。
アメリカのベストセラー作家、ニコラス・スパークスの小説の映画化。
彼の作品はアメリカ社会をうまく描いている。
二つの時代を交錯させながら収束させていく。
映画館にて。
チェット・ベイカーが好きなら見ますね。
マイルス・デイビスまで登場します。
成功したチェット・ベイカーではなく、堕落していく彼を描いていますが、一抹の寂しさがうまく出ています。
<トゥルー・クライム>1999年の作品
アマゾンプライムにて。
基本、クリント・イーストウッドの作品は大好きだ。
この映画はトリックも何もない、直球勝負のストレートなミステリーだ。
終わり方もイーストウッドらしい。

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2015年2月 6日 (金)

SONY Music Unlimitedが急遽終了

ソニーが突然 Music Unlimitedを終了させることをリリースした。正確には日本では終了。

この戦略は
1)ソニー・ネットワークエンタテインメントが提供しているMusic UnlimitedやVideo Unlimitedを「「プレイステーション ネットワーク」のサービス名称に統合すること
2)Music Unlimitedがスウェーデン発祥のスポティファイと提携し、スポティファイに統合されること
である。その結果、スポティファイが展開されていない日本ではサービス終了となったわけだ。
ソニーのお膝元の日本の利用者を完全に無視したこの戦略には私は憤りを感じる。というのも、私自身がMusic Unlimitedの利用者であり、「こんなに素晴らしいサービスがあり生活を豊かにする」ことを実感してきたから。
ソニー・ネットワークエンタテインメントがアメリカの会社であり、ビジネスの収支を考えて物事を短期で判断する、ということは理解している。しかし消費者にとってはそんなことはどうでもいいことだ。グローバル企業のソニーが日本市場を軽視しはじめた兆候と思えてならない。
おりしも昨日はソニー株が高騰している...
さてMusic Unlimitedはどれほど素晴らしいか。公称2500万曲が定額で聴き放題。レコチョクが100万曲と比較すると20倍以上。実際ヒット曲などを考えるとこの違いはほとんどないと思われるが、私の場合クラシックや有名でないジャズなどを聴くためその違いがあると思う。

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ただそれ以上に素晴らしいのはセレンディピティーが得られることだ。CDを買って聴く場合には本人の好みのみ、となるが、このクラウドサービスでは様々な音楽があふれている。提供されるチャネルや個人の嗜好を分析してリコメンドされる「オススメ」音楽を聞いていると、これまで出会ってことがないアーティストの音楽に触れ合うことが出来る。
そしてその出会いをうまく捉えて自分の好きなライブラリーを作成してしまう。

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たとえば私が作ったBeatles。基本的にソニーはビートルズのオリジナルを配信していない。つまりこのライブラリーはビートルズ以外のアーティストが取り上げたビートルズの曲。あるときカフェ・ミュージックのチャネルを流していて、柔らかなNowhere Manが流れてきた。そこで思いついた、「そうだビートルズ以外のアーティストが扱ったビートルズを集めよう」。

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それが簡単に出来る。このライブラリーは公開したいほどの出来。
と、そんな感じで家でカフェ気分にするために「Cafe」というジャンルのライブラリーを作ったら、自分好みのカフェらしい音楽の集大成。これを自宅で流しっぱなしの午前中。コーヒーを淹れて。
同じように夕方はジャズ・ボーカルを集めた自分の世界に。
出会ったことがなかったアーティストがどんどん流れてくる世界はまさせ音楽のセレンディピティー。
こんな素晴らしいサービスが突然終了されてしまう。残念でならない。
自分の好みにしたて上げるために膨大な時間を費やしたのだ。カフェライブラリーは、実際カフェやおしゃれなショップで流れてきた音楽をiPhoneでSoundHoundやShazamに流し込む(つまりマイクから聞かせるアプリ)。そうするとその曲やアーティストが表示される。それをMusic Unlimitedで検索してライブラリーに追加する。FMを聴いている時も同様に。
そうして130曲を超えるカフェミュージックライブラリーが作成された。これをランダムに再生するわけだ。
この膨大な時間を費やしたいわば「自分の作品」が一夜にしてなくなってしまう。ソニーは単にサービスの終了と割り切っていると思うが、利用者にしてみれば自分が作り上げ、好みにしたてあげた自分向けのサービスがなくなってしまうわけだ。
ということでショックなんです.....せめてライブラリーだけでも(有料で結構)再生できるサービスを継続して欲しい。

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2008年2月21日 (木)

ロートレック:サントリー美術館

オフィスが六本木の東京ミッドタウンに移転して良かった点と残念な点とそれぞれあります。

まず残念なのは飲食面です。六本木は歓楽街、それも夜の歓楽街です。我々はランチ難民となり昼をさまよっています。まともなランチを提供するお店が少ないのです。一方、以前いた赤坂はその点最高でした。こちらも歓楽街ですが、昔は落ち着きのある料亭などが軒を連ねていた永田町のすぐ横。ランチは毎日違う店で食べても1年間楽しめるほどのバラエティーがありました。更に付け加えるなら、夜の六本木は猥雑。移転して9ヶ月が過ぎましたが、仕事が終わって街に出たのはたったの1回です。それも飯倉までの移動だけ。普通はそのまま地下鉄に乗ります。この猥雑さが好きな御仁もたくさんいるみたいですが、私はたくさんです。

さて良かった点の最大のものは美術館が近くにあること。特にサントリー美術館は夜遅くまで開いているし、なんと同じビルの中。しかし灯台もと暗し。まだ一度も行っていませんでした。舞浜に住んでいてディズニーランドに10年以上行ってない私ですから仕方ないか。

1月に入り、ミッドタウンの至る所にロートレック作品のポスターが貼られました。あまり関心がなかったのですが、古き良きパリを連想させてなかなか良い。最近はエリック・サティーやフランシス・プーランクといったフランス作曲家の音楽がなぜか心地よいと感じていますが、まさに彼らの時代に生きたロートレック。それも興味を惹きました。仕事が終わった夜に出かけてみたのです。

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ロートレックは貴族に生まれながら障害を持ち、それがコンプレックスを引き起こしたのか貴族の家庭から出て一生を画家で過ごします。ムーランルージュやキャバレー、娼館などに入り浸り、そこに出入りする人や女性を描いてポスターとしました。その作品が認められ、数々のイベントのポスターや本の装丁画などを手がけるようになりました。

ロートレックは美しい踊り子から頼まれ、彼女のポスターを描きますが、必ずしも美しく描いたわけではなかったようです。特徴を良く捉えて作品としましたが、それが採用されない事もしばしばあったようです。また自分が入れ込んだ踊り子の作品もたくさん作っていますが、その踊り子にまったく相手にされなかったこともあったようです。

しかし作品は当時のパリの風俗をよく表し、しかも色使いが印象的です。美術館はとても混んでいましたが、500円で説明が聞けるオーディオを貸してくれます。これを聞きながら一つひとつ作品を鑑賞していれば集中出来ます。

晩年はアルコールにおかされ、37歳で亡くなっています。

Tokyo016 結局私はこちらのポスター『ディヴァン・ジャポネ』の複製を購入しました。

ディヴァン・ジャポネとは「日本の長いす」という意味で、当時日本趣味が流行していた時代に作られた酒場です。この絵から当時の酒場では音楽やおそらく踊りが提供されていたことがわかります。カウンターから突き出ているのは楽器であり指揮者の腕。

これも古き良きパリですね。

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2008年2月 7日 (木)

森美術館:UBSアートコレクション

先日、六本木ヒルズの森美術館に行ってきました。題して「アートは心のためにある」。UBS(グローバルなサービスを提供している金融機関)が保持している作品が展示されています。

UBSは世界中から現代アートにこだわって収集をしているのです。つまり印象派といった過去の作品を集めるのではなく、1950年以降の「モダン・アート」に限定して収集している。そのこだわりの展示会です。

こだわる理由は、現代においてビジネスを行ううえで、「時代のイノベーションの象徴」として顧客にアピールすることが狙い。

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正直言って、モダンアートをじっくり見るのは一昨年のMoMa(ニューヨークの近代美術館)以来でかつ2回目。分かりにくいと敬遠していました。

しかし今回で少し自分の持つ印象、というか先入観が変わったのです。UBSのコレクションを奇天烈なものは全くありません。たとえばアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインなどは誰が見てもわかりやすく、また強い印象を残します。おそらくほとんどの人は、そのポスターを見ると「あ?見たことある」と思うでしょう。

難しいと思われた作品も、解説本でその意図や思いを読むと「なるほど」と感じるものも多い。一見何の変哲もない写真も、すこし離れて見てみると、人間の営みの結果の風景(たとえば100均ショップ)にあるカラフルな色彩があたかも芸術の様に浮かび上がってくる。

絵画や写真ばかりではなく、ビデオやPCを使った作品の紹介など多彩に楽しめる形式になっています。

そしてなによりも、白い壁に置かれた作品が、全体として建物と調和して思わぬ静謐な落ち着きのある空間と時間を提供してくれています。

面倒くさい講釈は忘れて、時間を楽しみに出かけてみるのも良いかもしれません。

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2007年12月18日 (火)

高台寺

高台寺は人で溢れていました。

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皆さんこの池に映るライトアップの写真を撮るために群がっています。そこをかき分けてなんとか一枚。本当はゆっくりと落ち着いて鑑賞したいのですが、全くもって無理な相談でした。

清水寺のライトアップも綺麗らしいのですが、会議が終わってからのほんの小一時間での写真撮影時間ではとても回りきれないです。

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http://www.kodaiji.com/

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2007年12月17日 (月)

圓徳院

ねねと秀吉ゆかりの圓徳院と高台寺のライトアップはこの日の週で終わりだそうです。
6時にはもう人でいっぱい。

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庭のライトアップが明るく綺麗でした。

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圓徳院の内部を鑑賞していると、建物の渡りから小道が見えました。素敵な夜です。

http://www.kodaiji.com/entoku-in/index.shtml

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2007年1月20日 (土)

メトロポリタン美術館で甲冑

日曜日は午後から仕事だったので午前中はみんなでメトロポリタン美術館へ。2時間だけしかないためかなり絞り込んで見るしかない。そうなるとまずはシャガール、という訳で文字通り突進したわけだけど、広い美術館のどこから行こうとしても行き着かない。どうも一時的に閉鎖されているということが30分ほどしてやっと分かった。どこかにアナウンスがあったのかもしれないが、そこはアメリカ、「やってないの?」と聞くと「クローズ」とあっさりと答えるだけ。

仕方なしに美術はあきらめて古代の文明を探りに..。エジプトなど見ていたらいつの間にか中世に紛れ込んでしまった。そしてそこは初めて足を踏み入れたのだけど、甲冑がずらりと展示されている。フランスのロワールでお城を見学した時にも甲冑はあったけど、これほど見事に保存され、かつ多くの種類があるのは他ではなかなかないのではないだろうか。お見事。

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写真のものは装飾がすばらしい。ほとんどのものはシンプルな金属製だけど、これはかなり凝った装飾がなされている。これで戦闘したら傷だらけになってせっかくの装飾も台無しだろう。しかし保存されている、ということは、おそらく当時のかなり上流の身分の、たとえば貴族のもので、戦闘用というよりは指揮を取る人間あるいは単なる芸術として作られたものだろう。

そして同じフロアには中国の古い時代のものと、日本のものが並べてある。残念ながらどちらも保存はヨーロッパのものほどではなく、でもこれらは実際に使われたものであることが見て取れる。

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残り10分、駆け足で楽器を見に。またまたギターに見入ってしまう。今回はリュートの写真を撮ってきました。これ、素晴らしい低音が出るのでしょうね。リュート奏者は人生の半分を調弦に使った、と言われているけど、これを見ると納得しますね。

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2006年10月 5日 (木)

デュッセルドルフの美術館

デュッセルドルフには大きな美術館が2つあります。デュッセルドルフ20世紀美術館(K20)と21世紀美術館(K21)です。

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K20にはシャガールの絵がある、ということで行ってきました。とても近代的で綺麗な建物にあります。当日は中学生か高校生とおぼしき子供達が、学校からやってきて、思い思いに得の感想やら、模写やらを書き込んできました。

床にへたり込んでいたのはちょっと邪魔だったけど...Eu20060937

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これは1911年の作品で「バイオリニスト」という題名のものです。ちょうどそのころにシャガールはロシアからフランスに移り住み、そちらで描かれた作品です。キュビズムの影響を受け始めたころの作品と言われています。

こちらの美術館はパウル・クレーの作品が数多く展示されています。

というのも、クレーは1931年から2年間ですが、デュッセルドルフの美術学校で教授をしているのです。そのころの作品がこの美術館の目玉の一つでもあるようです。

ちなみにクレーの作品を見て、ずっと以前に買った、谷川俊太郎の詩とのコラボレーション「クレーの絵本」を思い出しました。Klee_1 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062078244

「クレーの天使」というCDも出しているのですね。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062663694

いくつかのクレーの絵を掲載しておきます。

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2006年9月30日 (土)

モネの睡蓮:オランジュリー美術館

パリでは美術館には絶対に行きたいですよね。1999年から2006年の今年まで改装工事で閉鎖中であったのですが、やっとモネの睡蓮の連作を見ることができるようになりました。

オランジェリーの名前の由来は、元々この建物、オレンジの温室だったからだそうです。

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ごらんのように壁一面がモネの睡蓮。一部屋に4枚の睡蓮があり、モネのこの一連の作品のために2部屋が続いています。

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当日は日曜日で入場に20分ほど並びました。このように混んでいて、じっくり鑑賞をするのには残念でした。

以前ニューヨークのMoMaでモネの睡蓮を見ましたが、それよりもちろんスケールがあります。http://bourree.cocolog-nifty.com/cavatina/2006/06/moma_2341.html

もちろんモネだけの美術館ではありません。ピカソやルノアールなど、じっくりと鑑賞する作品があります。

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次回はすいている時間帯にゆっくりと回りたいと思います。

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2006年9月21日 (木)

リヴォー城

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シノンから程近いところにあるリヴォー城はまるでおとぎの国のような庭園を持っています。

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庭は小綺麗に整理されていて、不思議の国のアリスや眠れる森の美女の世界がひっそりと表現されています。少し歩くと自然の木々や草花で作ったオブジェ。

庭を散策していると歩きすぎるのがもったいない。ここに何時間でも座って、じっくりと時間の流れを感じていたい気分になります。残念ながら閉館30分前に入園したのでした...

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http://www.chateaudurivau.com/english/home.html

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