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2018年8月16日 (木)

虫垂炎の手術(反省編)

さて手術や入院で感じたことを整理しておきたい。

 

一番は当たり前のことだが「健康第一」だ。健康でないと集中して物事に当たれないし、第一食事が美味しくない。自分の日常を振り返ると仕事をギュウギュウに詰め、そのため余裕がなく軋轢を生む機会が増え、体だけでなくストレスを抱える。暴飲暴食はしないけれどアルコールを飲む機会も多い。

 

質素な生活ということも感じた。入院すると制限が多い。持ち込めるもの限られる。この間はパジャマがあればいいし、スマホとテレビと本があれば生きていける。家に帰ると物で溢れている。3年間着なかったシャツやセーター。読んでない本が溢れ、電子機器のコードで床は埃だらけ。

 

もうすぐ90歳の親を見ながら老いについて学習していたつもりが自分の老いについて考えてしまった。あまり歩けなくなり、体調も不安で病院に通う。あるいは病院に縛り付けられる生活にいつかなるだろう。なるべくその時間を先延ばしにするためにどうすれば良いか。そしてなった時にどうやって希望を持って生きることができるのか。今は答えはない。

 

食事について。正直、大学病院の食事は悪くない。ちゃんと温かいし、1週間以上の入院なら朝と夜は2種類のメニューから選べる。新しい病院にはカフェもありそこで美味しいパン食だって取れる。しかしこれらは楽しみではない。ディナーにならない。入院中は食事だけでなく、水を飲むことさえ欲求がわかなかった。

退院して成城石井の食品が本当にキラキラ輝いて見えたのはびっくりした。健康のために質素に食べるべきか、せっかくの時代なので美味しいものを少しずつ楽しむべきなのか。わからない。でもせっかく与えらえれた人生と健康な期間だ、楽しみたい。ただ健康を維持することが大前提だ。危ない食品には手を出さず、品質の良いものを摂りたい。退院してすぐに本屋で買ったのは料理本。自分で旬の食材を料理する楽しみを作ろうかと思う。

 

家族について。

話を聞いて一番に駆けつけて来たのが両親だ。母親は体調が良いとは思えないけど無理して来たのだろう。父親も1日体操教室で来られなかったがそれ以外には面会時間より前にスタスタとやって来た。息子も半休を全休にして、娘はお願いしたDVDを借りて来てくれた。妻は暑い中無理なお願いをする自分に重い荷物を運んでくれた。この妻は本当にありがたい。

来てくれたらすぐに病室を出てドトールコーヒーで1時間程度話をした。これが唯一のストレス発散だったのだ。手術して息子の3年前の手術&入院に想いを馳せた。彼はもっときつい手術を受け、3日間ベッドに縛り付けられていた。愚痴も言わずに彼はよく頑張った、と今更思う。

 

家族以外に面会がなかったのは自分の普段の人間関係の下手さなんだな、と改めて思った。来て欲しいわけではない。しかし誰も来ない、というのは正直残念な気持ちになった。自分は他人に対して思いやりのない人間だからそのままそれが跳ね返って来たのだ。SNSの時代だから多くの皆様からメッセージをもらう。これはありがたい。もしかしたら昔はそういうシステムがなかったので取り急ぎ顔を見に来てくれたのかもしれないな、と自分を慰める。人に思いやりを伝える人間になりたい。

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