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2015年2月

2015年2月 6日 (金)

SONY Music Unlimitedが急遽終了

ソニーが突然 Music Unlimitedを終了させることをリリースした。正確には日本では終了。

この戦略は
1)ソニー・ネットワークエンタテインメントが提供しているMusic UnlimitedやVideo Unlimitedを「「プレイステーション ネットワーク」のサービス名称に統合すること
2)Music Unlimitedがスウェーデン発祥のスポティファイと提携し、スポティファイに統合されること
である。その結果、スポティファイが展開されていない日本ではサービス終了となったわけだ。
ソニーのお膝元の日本の利用者を完全に無視したこの戦略には私は憤りを感じる。というのも、私自身がMusic Unlimitedの利用者であり、「こんなに素晴らしいサービスがあり生活を豊かにする」ことを実感してきたから。
ソニー・ネットワークエンタテインメントがアメリカの会社であり、ビジネスの収支を考えて物事を短期で判断する、ということは理解している。しかし消費者にとってはそんなことはどうでもいいことだ。グローバル企業のソニーが日本市場を軽視しはじめた兆候と思えてならない。
おりしも昨日はソニー株が高騰している...
さてMusic Unlimitedはどれほど素晴らしいか。公称2500万曲が定額で聴き放題。レコチョクが100万曲と比較すると20倍以上。実際ヒット曲などを考えるとこの違いはほとんどないと思われるが、私の場合クラシックや有名でないジャズなどを聴くためその違いがあると思う。

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ただそれ以上に素晴らしいのはセレンディピティーが得られることだ。CDを買って聴く場合には本人の好みのみ、となるが、このクラウドサービスでは様々な音楽があふれている。提供されるチャネルや個人の嗜好を分析してリコメンドされる「オススメ」音楽を聞いていると、これまで出会ってことがないアーティストの音楽に触れ合うことが出来る。
そしてその出会いをうまく捉えて自分の好きなライブラリーを作成してしまう。

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たとえば私が作ったBeatles。基本的にソニーはビートルズのオリジナルを配信していない。つまりこのライブラリーはビートルズ以外のアーティストが取り上げたビートルズの曲。あるときカフェ・ミュージックのチャネルを流していて、柔らかなNowhere Manが流れてきた。そこで思いついた、「そうだビートルズ以外のアーティストが扱ったビートルズを集めよう」。

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それが簡単に出来る。このライブラリーは公開したいほどの出来。
と、そんな感じで家でカフェ気分にするために「Cafe」というジャンルのライブラリーを作ったら、自分好みのカフェらしい音楽の集大成。これを自宅で流しっぱなしの午前中。コーヒーを淹れて。
同じように夕方はジャズ・ボーカルを集めた自分の世界に。
出会ったことがなかったアーティストがどんどん流れてくる世界はまさせ音楽のセレンディピティー。
こんな素晴らしいサービスが突然終了されてしまう。残念でならない。
自分の好みにしたて上げるために膨大な時間を費やしたのだ。カフェライブラリーは、実際カフェやおしゃれなショップで流れてきた音楽をiPhoneでSoundHoundやShazamに流し込む(つまりマイクから聞かせるアプリ)。そうするとその曲やアーティストが表示される。それをMusic Unlimitedで検索してライブラリーに追加する。FMを聴いている時も同様に。
そうして130曲を超えるカフェミュージックライブラリーが作成された。これをランダムに再生するわけだ。
この膨大な時間を費やしたいわば「自分の作品」が一夜にしてなくなってしまう。ソニーは単にサービスの終了と割り切っていると思うが、利用者にしてみれば自分が作り上げ、好みにしたてあげた自分向けのサービスがなくなってしまうわけだ。
ということでショックなんです.....せめてライブラリーだけでも(有料で結構)再生できるサービスを継続して欲しい。

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