2軒目はJARVIS Wineryです。
こちらも入口の大きな扉は閉まっていて、インターフォンで予約時間を言って開けてもらいました。
Dean & Delucaで買ったサンドイッチとジュースを持ってピクニックエリアでランチ。庭はとても広く、池が広がっています。後から聞いたのですが、地下水がケーブに湧き上がっていて、それが外に流れて池になってるんだそうです。
入口は山のトンネルのような場所にある重厚な扉。Tedさんが待っていてくれました。中に入ってびっくりしたのは、オフィスも倉庫もボトリングの設備も、もちろん樽を寝かせるのも、すべてこのケーブの中にある、ということです。温度は一年間一定で、とても快適なのだとか。
創業は25年前(おそらく1986年)で、もともとテレコム業界の会社を立ち上げて財をなし、それを日本の会社に売ってワイナリーを創業したのだそうです。
ケーブは大きな輪のように山がくりぬかれており、また真中で十字に通路が渡っています。その通路の交差するあたりに滝があり、地下水が四六時中ながれています。(地下水は出ているけど、この滝は電動で吸い上げて落としているんだとか)
その地下水のおかげてケーブの中はある程度の湿度で保たれていて、ワインを寝かすのには最適なのだとか。
パーティールームがあり、これも山をくりぬいてあるのですが、これがとっても贅沢な話でした。とても広い体育館のような場所なのですが、年に1回のメンバーズパーティーに使うだけなのだそうです。それ以外は電気が消されて使用されていない。
Jarvisが最初に作ったワインはカベルネフラン。1989年、ほとんど趣味だったということです。ナパではカベルネフラン100%はかなり珍しいのではないでしょうか?

この大きなカーブに保存してあるのは2万ケース。カーブはとても広く深く、そして樽は上に重ねずに寝かせてあります。
ここのワイナリーの特徴はカベルネは5年寝かせてから出荷するということです。今年は2011年ですが、主なナパのワイナリーは2007年や2008年を出荷しています。しかし(ここからは笑ったのですが)以下の理由で飲みごろになるまで出荷しません。
アメリカ人は、飲みごろになる5年後まで寝かせてください、とお願いしてもまず家にセラーを持っていない。だいたいお構いなしにすぐに開けて飲んでしまう。だからすぐに飲めるようになるまでケーブで寝かせてから出荷するんだそうです。
経営的にはまったく無駄な行為ですよね。すぐにお金になる在庫が積みあがっているのと同じです。経営を圧迫しかねないやりかたですよね。しかし、それよりも顧客満足度と市場の評価を大事にする、というのがここの姿勢なのです。
2万ケースというのは5000ケースを4年分なのだそうです。カベルネの基本は4種類のビンヤードの葡萄を絞ったら1年間樽で寝かせてブレンドします。たまに出来の良いビンヤードがあれば、それはリザーブとして出荷します。リザーブでの出荷を決めたら、1年経ったワインを更に新しいオーク樽で4ヶ月寝かせるのだそうです。
テイスティングルームはケーブの中の驚きの設えでした。
テイスティングはシャルドネ、カベルネフラン、メルロー、ブレンド(カベルネソービニオン40%、ラベルネフラン32%、メルロー25%、 Petit Verdot3%)、2005カベルネソービニオン、2004年カベルネソービニオンのリザーブの順で行われました。
一緒にチーズがサーブされます。

すべてのワインはその場で抜栓してくれました。今日の一番目のビジターなのかもしれません。リザーブはデキャンタまでしてくれました。
我々がとても素直に話を聞いたり、Tedのジョークに受けたりしていたからでしょうか、「他に何かいいのがないかな」と言いながら2001年のリザーブまで開けてくれました。
2004年のリザーブもタンニンがほどよく仕上がっていて複雑味もあり美味しかったのですが、2001年になるとタンニンがまろやかに変身していて優雅なワインになっていました。
ここでのテイスティングは40ドルとかなりの値段がします。それだけにじっくりと、そして当日開けたワインを楽しめるわけですね。
我々は4名だったので、それぞれワインを選んで日本に送ってもらう事にしました。送料は150ドルです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、直接送るとカリフォルニアでの税金はかかりません。
更にワインを1000ドル以上買うとテイスティングが無料に。これはメンバーの誰でも良いけどカードは一人のもので払う、ということですが、全員分無料。つまり4人で160ドルのテイスティングフィーが無料になったので、送料が出た、という感じになりましたね。
出口では55種類の葡萄が植えてありました。
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