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2010年11月23日 (火)

蘇州は東洋のベニス?

蘇州夜曲が好きで憧れています。上海出張の際にはなんとか行けないものか、といつも考えているのですが、うまく休みが取れずになかなか行けませんでした。今回は元々お客様とゴルフを予定していたので週末をあてたのですが、先方のご都合でキャンセル。予定を変えるのもなんだな、と考えてMさんと行ってみました。

君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の歌
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか 柳がすすり泣く

花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも

髪にか飾ろか 接吻しよか
君が手折し 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺

いいですね。西条 八十作詞。昭和15年です。
しかし調べるとなんと30以上のアーティストが録音をしています。
私が好きなのはアン・サリーです。我々には古くて新しいのですよね。

さてこの蘇州は東洋のベニスと言われています。歌詞にあるように川を船がゆったりと行き交っている。観光客はこの船でゆられながら郷愁に浸るのです。歴史は三国志の時代までさかのぼるのです。

China103

どうですか?私もこの風景に憧れました。早速船に乗ってみましょう。

China104

この船は4人乗りですが、人数分の支払いをすれば一人でも二人でも貸し切りにしてくれます。一人70元ほどだったかな。

夫婦で営業しているらしく、奥さんに漕がせて旦那さんはお休みしています。(時折交代していました)

China105

ゆったりと船は進みます。橋の下から見える風景はなんとものどか。

本当でしょうか??

実は.....

この川は正直「臭い!」のです。汚い!のです。

船に乗った瞬間に「なにこの臭い?」と鼻が曲がるほどに臭い。どぶ川と言っては言い過ぎでしょうか?

理由はほどなくわかりました。生活排水をこの川に流しているのです。洗濯、食事の後の皿洗い。もしかしたらトイレの水も?と疑うほど。

China106

写真をよく見てください。左側からは水が流れています。船が家の近くを通るときには用心です。いきなり頭に生活排水が降ってくる事があります。事実我々は危なかった。

更に洗いものをした水を二階の窓から人が「ザバッ!」と投げつけることもしばしば。

この川はどうも川ではなくお堀のような構造で捨てたものが浄化されないようです。なにかゴミが浮かんでいますし、野菜の切りくずなど平気で捨てるので腐って臭います。私は魚の死骸を見てゾッとしました。

1500年の歴史と美しさもこの数10年で台無しになってしまいましたね。

観光でビジネスしてお金もうけしたいなら市民は立ち上がるべきです。生活排水を下水に流し、水を浄化し、花を植え、コイを放す。

あぁ蘇州夜曲への憧れもこれで台無しでした。

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