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2009年11月17日 (火)

バイエルン放送管弦楽団

今回は2つの演目に行った。これは以前、ロンドン交響楽団の時にもあったのだけど、今回はちょっと違う。1回目を聞いて、あまりの素晴らしさに帰りにチケット売り場に寄ってもうひとつの演目の日を押さえたのだ。それだけ素晴らしかったと言うこと。

まずは木曜日にドボルザークのチェロ協奏曲とワーグナーだった。私は要するにこのチェロ協奏曲を演奏するのがヨー・ヨー・マだったからチケットを予約していたのだ。というのもこの2年間、ヨー・ヨー・マのコンサートでは泣きを見ている。一度目はバッハの無伴奏チェロ全曲のコンサート、二度目はベートーベンのソナタ。いずれもかぶりつきの席を確保したのに、出張で泣く泣く人に譲ることになってしまった。

やっとリベンジが叶う。が!なんと眠ってしまったのだ。ドボルザークのチェロ協奏曲は好きな曲だ。なかなかチェロが始まらないけど、インパクトのある入り方。そこまでは良かったけど、ほとんどうつらうつらしていた。原因は体調不良。頭が痛いのが直りきらず、まだ喉も治っていない。

でもなんとかこらえて鑑賞した時間帯もある。ヨー・ヨー・マは貫禄があった。アンコールでは完全に目覚めて聞けた(笑)。

ジャン・ベリエール「二つのチェロのための二重奏曲」から第3楽章
サイグン「無伴奏チェロ組曲」からアドニー

二重奏曲?拍手に迎えられたヨー・ヨー・マはおもむろにチェロ奏者の所に行って「貸して」と言って座ってしまった。そしてチェロのマスターと二人で素晴らしい演奏を。このチェロの主席奏者が若くて巧い。

さて休憩を挟んでワーグナーの曲集。これは圧巻だった。正直寝てる場合ではない。音の厚さも、広がりも、緩急をつけた流れも吸い込まれるようだった。

マリス・ヤンソンス(指揮)は素晴らしくコントロールをしている。

終わっても拍手は鳴り終わらない。楽団員が皆いなくなっても拍手は続いている。そしてヤンソンスが誰もいないステージにまて出てきて挨拶をする。

Classic005

(写真は日曜日でヤンソンスが挨拶をして下がるところ...しか撮れなかった)

私はすぐにサントリーホールのチケット売り場に走った。今回はもったいない聴き方をしたが、ちゃんと聴こうと。しかも演目はチャイコフスキーの5番だ。残念ながら月曜日は売り切れ。五嶋みどりがベートーベンの協奏曲を弾くから分かるが。しかし日曜日も同じチャイコフスキーの5番がある。なんと、前から4番目の通路側が空いているではないか。早速購入したわけ。

日曜日には頭痛もなく会場入り。せっかくなのでツイッターでつぶやきながら。

席は4列目で真ん中よりも少し左。ヴァイオリンの目の前。ツイッター情報では当日「サプライズがある」とのことで期待も高まる。これぞツイッターの醍醐味。

演奏はブラームスの交響曲2番から始まった。この曲を聴くとなぜか郷愁を誘う。こんもりとした森とむせるような霧がわき起こる。

右を向くとチェロの列がまっすぐ見える。そして驚いたことにこちらを向いているチェロの音が直撃をしてくるポジションだった。なんと息のあった美しい響きだろう。バイエルン放送管弦楽団のチェロはレベルがかなり高い。しかも主席も第二主席(って言うのかな?)も30そこそこの年齢。見るとコンマスのヴァイオリンも若い。若い才能を見いだしてチャンスを与えるのだろうか...。

なぜチャイコフスキーにこだわってチケットを買ったのか。それはヤンソンスの経歴を見たから。なんとレニングラードでムラビンスキーに師事していたのだ。そして私が感激したムラビンスキー指揮のレニングラードフィルによるチャイコフスキーの5番。そう、あれがもしかしたらヤンソンスは実現してくれるのかも、という期待だ。

そしてその期待はほぼ当たり。確かにツイッターである方が指摘されているようにトラブルがあり演奏が完璧だったかというとそうではない。音の出だしが間違っていたり、そんなことはでも忘れてしまうぐらい素晴らしかった。

レニングラードフィルのあの、楽器がつぶれてしまうのではないかと思うような重厚な管までは届かない(楽器の作りがロシア製は違うらしい)にしてもぶ厚いことは間違いないし、全体がエネルギーに充ち満ちていた。

さてサプライズはなんだったのだろうか?これが分からなかった。おそらくヤンソンスがCD購入の方にサイン会を実施したのだが、これだろう。私もチャイコフスキーの5番を買った。そして並んだ。

並んだ先は地下の駐車場。そこから楽屋に入ったところにテーブルを置いてサイン会。30分たっぷり待たされた。その間、演奏を終えた楽団員が全員歩いて列の横を通った。正直チェロの若い二人が歩いてきたときには写真を撮って握手したかった...がこちらも一人で列を離れられず出来なかった。

残念だったのはCDが黒い色にもかかわらず黒のマジックしか準備されていなかったこと。サプライズなら周到に準備すべきたど思う。ヤンソンスはサインで忙しくてこちらの目も見てくれなかったしね。

とは言っても演奏が素晴らしかったことには変わりがない。

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