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2009年10月14日 (水)

ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ

Tokyo048

10月9日(金)にサントリーホールで行われたニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ(略してNYPだそうです)を聴きに行きました。

会場に着くといつものオケとはちょっと違った雰囲気がありました。とにかく60代から70代の紳士やその奥様が多い。会社役員の社交場のような空気です。

プログラムを買って見てみるとその謎は解けました。この一連の来日コンサートのスポンサーがクレディスイス銀行、三井物産、日本ユニシスと3社がついており、間違いなく招待者がたくさんいるのです。その招待者とはもちろん企業のトップの皆さん。そしてこれも間違いなく奥様連れです。入り口で企業幹部の方々が、お客様をみつけては丁寧にご挨拶をされていたのもそれが理由です。

自分も招待される身分になりたいか?いえいえ、自分でチケット(ちなみにA席でも2.5万円もします)を買っていくから身になるのですよね。(負け惜しみか...)

さてこの日を選んだのはブラームスのヴァイオリン協奏曲をツィンマーマンが演奏をするからです。それとベルリオーズの幻想交響曲。指揮者のアラン・ギルバートは就任直後でまだ評価も定まっていないし。

ツィンマーマンはヨーロッパの貴族的なしなやかさを持ったヴァイオリニストでした。これまではCDで接してきたのですが、パガニーニの24のカプリスなど若い頃の挑戦的な演奏。40代も半ばになると風格もそれなりに出てきて演奏にも幅が感じられます。

なにより目立ったのはそのステップ。狭い空間で軽やかにステップを踏みながら演奏します。協奏曲でもヴァイオリンはしかめっ面して、集中力を高めながら自分の世界で下半身を安定させながら、上半身を激しく揺さぶる演奏はよく目にします。しかしツィンマーマンはステップを踏みながら軽やかに、しなやかに演奏をしました。

アンコールのバッハは心に染み渡るようでした。会場は水を打ったように静まりかえり、隅々まで音が染みこみ、観客を酔わせました。ぜひ一度バッハのヴァイオリン独奏を聴いてみたい。

NYPは見てみると東洋人の演奏者が多い。プログラムで名前を確認すると日本人は2,3名。まさにNYです。アフロアメリカンの演奏者もおり、人種のるつぼと言われるNYの象徴なのでしょう。

ベルリオーズの幻想交響曲は良くできていました。特に右奥に座った管楽器。中央の打楽器もよく響いていた。全体によくまとまっていたけど、物足りないとしたらもっとダイナミクスがあっても良かったかな。4楽章の「断頭台への行進」はどっか~ん、と来て欲しいところ。

Tokyo049_3

アンコールは3曲(写真)。

3曲目に入るときにアラン・ギルバートが、これで終わり、とばかりに、ご飯を食べる仕草をして「早く帰ってメシ食いたい」っていうメッセージ。これが会場を沸かせました。

 

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コメント

NYPはアジア人奏者多いですねー。特に弦。

投稿: uge | 2009年10月22日 (木) 11:06

ちなみにバンベルクはヴァイオリン1名、ヴィオラ1名、オーボエ1名で全部女性でした。

投稿: ブーレ | 2009年10月22日 (木) 16:39

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