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2008年12月 6日 (土)

ロンドン交響楽団のプロコフィエフ

       Tokyo021

プロコフィエフ・チクルスに2回行くことが出来た。まさに「行くことが出来た」のだ。まったく自分にあきれてしまう。ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団のプロコフィエフ交響曲全集のCDを買い、なんども聞いてこの日に備えていた。ところが、あることをきっかけにして、買い貯めていた(?)複数のオケのチケットを全部紛失してしまったのだ。

おかげでサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団には行くことが出来なかった。そもそものきっかけはこのサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団のあるコンサートが中止になり、チケット料金の払い戻しがあったことだ。管理していた全てのチケットを出して、該当するチケットを探して、そうでないチケットをまとめて仕舞った...仕舞ったはずのチケットがない...。

家や会社をまさにひっくり返したように探したのだけどない。あ~ぁ。しかしプロコフィエフは行きたい、ということで主催者に電話をしたところ、なんと発券記録があるので仮券を出してくれるとのこと。ネットで買うと記録が残るので良いのだ、と改めて関心。

と、前置きが長くなったが、以下に出かけることが出来た。

12月4日
  交響曲3番、ピアノ協奏曲3番、交響曲4番(改訂版)
12月5日
 交響曲4番(オリジナル)、ヴァイオリン協奏曲2番、交響曲5番

プロコフィエフを堪能することが出来た。プロコフィエフを堪能するにこの組み合わせがひょっとすると今一番なのかもしれない。自身満々の脂の乗りきったゲルギエフ、柔軟性の高い交響楽団、ロシア出身の新進気鋭のソリスト達。

交響曲3,4,5番はダイナミックレンジが非常に高い。特に最終楽章のフィナーレに向けて全ての楽器が単独の特色を出しながら大きなうねりとして結束し、爆発的に終わる。ゲルギエフの緩急をつけた演出と楽器の色、ホールの響きと残響が聴衆の胸にいつまでも響き続ける。

アレクセイ・ヴォロディンはピアニストであるプロコフィエフの超絶技巧を要するピアノ協奏曲をなんなく弾きこなす。右手と左手が常に交錯するような難曲。席が鍵盤がよく見える左側前方だったので、その技巧をくまなく目の当たりにすることが出来た。

ワディム・レーピンのヴァイオリンはその体躯のように太くて力強い。ピアニストによるヴァイオリンの曲は超絶な技巧を持ってして初めて弾きこなせる。アンコールはゲスト・コンサートリーダー(コンマス)のアンドリュー・ハバロンとの「2つのヴァイオリンのためのソナタ」。会場が熱に包まれた。

交響曲5番は圧巻だった。静寂と興奮。究極まで上り詰めるエンディング。その直前にヴァイオリンとチェロとビオラのソロがエネルギーを強烈に解き放つ。

アンコールはロメオとジュリエットから。拍手はいつまでも続く。日本では珍しいが、楽団員が退場しても拍手は鳴りやまない。団員が去って椅子だけが残るステージにゲルギエフが登場して観客に手を振る。すべての観客が熱い思いを共有した。アンコールが終わった際に感極まって涙を流すチェリストの女性....

私には間違いなく今年一番のコンサートだった。

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