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2008年3月 3日 (月)

香港空港でのRFID

香港空港では意欲的にRFIDを活用した取り組みがなされています。今回同行の方に航空会社の方もおられ、GS1との会議でも積極的な意見交換を行いました。
香港空港では手荷物すべてにRFID付きのバゲージ・タグを付けています。3(?)年前から取り組んでいるようで、これまではRFIDのシールを荷物に貼っていたようですが、3週間前から通常のバゲージ・タグにRFIDを付けています。

これまで手荷物はバーコードで読み取りをして、適切な機材に自動的に配送していましたが、これにより人手と手間が大幅に効率化され、更に配送ミスが減ったようです。またバーコードでは読み取りのために9カ所の方向からリーダーを当てていました。それでも認識率は80%。しかしRFIDにより1カ所で確実に読めるようになり、設備投資も減ったそうです。
これにより1日約8万の手荷物を捌くために、このシステムの導入は空港としては念願のものであったのでしょう。

航空会社の方によると「今のところエアラインにタグの請求はなく、1年間はこのまま」らしいのですが、1タグあたり20セント(アメリカドル)ほどかかっているらしく、もし将来エアラインに負担を求められると年間の費用が膨大になり、負担が心配になります。
これだけなら空港の効率化は出来ても、航空会社にはなんのメリットもない、と言っても過言ではなく、なんらかの工夫が必要となります。

一番わかりやすいのが機材に載せてから、再度荷物を取り出す際の効率化だそうです。定時になっても現れないお客様がいらっしゃった場合には、ある程度の判断でそのお客様を乗せずに飛ばすことになります。
しかしその際にも積んだ荷物は確実に下ろす必要があるのです。

理由はお客様と一緒に運ぶことがありますが、それよりもセキュリティー・安全面が大きいとのこと。つまり悪意のある、顧客を装ったテロリストが荷物に何かを紛れ込ませ、自分は搭乗しない、という可能性もあるわけです。
さて、その荷物を探し出して機材から下ろすのは大変な苦労だそうです。人手をかけてタグを一つひとつ読んで、たくさんあるコンテナからひとつだけを探し出す。一番奥のコンテナだったらもう大変な時間がかかるわけです。

その間、乗客には迷惑がかかるし、当然ながら空港使用料はチャージされる。航空会社にしてみるとたまったもんじゃないですね。
もしこれが「荷物がどのコンテナにあるか」把握でき、かつRFIDリーダーでかざすだけで見つけることが出来たら相当なROIを見込めるのです。

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コメント

初めまして。
ロンドンでホテルマネージメントの勉強をしています。
今、ホテル開発について学んでいます。
もし、自分がホテルデベロッパーならどこにどんな形で
建てるか!・・・というシュミレーションゲームみたいなものです。
香港のテクノロジーについて調べていてここに流れ着きました。が、テクノロジーより美味しそうな料理に目がいってしまいました。
RFIDというものを知らなかったのでとても役に立ちました。ありがとうございました。

投稿: ミズカ | 2008年9月15日 (月) 00:01

RFIDはホテルでも使えると思いますよ。
最近はゴルフの練習場で見ました。RFIDカードをかざすだけでボールの残りが分かったり、チャージしたり。
ホテルでもぜひ検討してみてください。

投稿: ブーレ | 2008年9月23日 (火) 15:52

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