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2008年2月28日 (木)

香港:Supply Chain Innovation Centre(SCIC)

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香港のサイエンスパークの一角にこのセンターはあります。私は数社のお客様をお連れして、ここで終日RFIDを使った改革について議論をする予定で訪れました。まずこのセンターですが、GS1香港が中心となり、各企業や団体からの支援で運営されています。http://www.gs1hk.org/en/hkana/gs1/home.html

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ロゴが出ているのはその協賛企業と団体です。ここではRFIDを使った様々なデモや実験が行われています。一連のサプライチェーンで言うと、出荷する商品にタグを付ける場面、それをシッピングする場面。この時点で倉庫側に出荷情報が流れ、倉庫側での自動検品がなされます。

倉庫ではRFIDリーダーを積んだフォークリフト(実際は小さく模してある)で商品を倉庫のあるべき場所に誘導するモデル。これは日本のある物流企業が実際に行っていますが、床にRFIDが仕掛けてあり、その上をリーダー付きのフォークリフトが動くと、逐次位置情報が出る仕組みで、間違った方向に進むとアラームが出ます。

そして出荷された商品が売り場に並び、売り場での欠品管理のデモ。

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これらの一連の流れでツアーが出来る仕掛けになっています。更に様々なRFIDが展示されていて、用途別に整理されています。

とても残念ですが、このセンターはプレゼンテーションルーム以外は撮影禁止になっています。そのため個々に載せることが出来ません....

この日は朝の9時から夕方の5時までびっしりとツアーを含めた会議を行いました。

ご存じかもしれませんが、中国政府と香港は投資をしてGS1香港が物流ネットワーク「ePC Network」を運営しています。これをPPRD (Pan-Pearl River Delta)プロジェクトと呼び、汎珠江デルタすなわち香港、マカオの2特別行政区に広東、福建、海南などの9省を合わせた地区での大きな改革を行っています。

背景にあるのはアメリカWal-Martが入荷の際に義務づけたRFIDの貼り付けです。今や中国製品はWal-Martの商品のかなりのシェアを持っています。ところが中国のたとえば四川省にはこれを実現するテクノロジーがありません。もしRFIDを付けないとビジネスが出来なくなる。このPPRDには13万社の製造業があり、今や世界の工場となった地域。ビジネスが出来ないと大変です。そこで官が投資をして、少ない元手でシステムの提供をしようと出来上がったネットワークです。

最初のパイロットではVTech社、Wal-Martでのシェアが大きい家庭用電話機器の会社が対象で運用を行い、見事成功をしました。すべてePC Global標準で構成されており、インテルとシスコシステムズが協力をしてこのシステムを構築しました。

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GS1はこのパイロットをePOD (Electronic Proof of Delivery )としてシステム化し、本格運用を4月に目指して展開をしています。

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