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2007年8月19日 (日)

血脈の火

8月とはいえ、那須の午前中はとても涼しくたまには薪作りなどの労働から離れて読書にいそしみます。ほぼ1日に1冊のペースで読めてしまう、この集中できる環境がなんとも言えない。

宮本輝の「流転の海」第3部が「血脈の火」です。

Miyamotoketsumyaku

昨年から思い出してはこのシリーズを読み、やっと3部目を読了。宮本輝自身が何かのインタビューで「自分の書いた本の主人公で一番気に入っているのが熊吾(この主人公)だ」と言わしめた。

破天荒な取り組みをして大成功を収めては、またその事業で大きく損失を出してしまう。ヤクザにも怯まない大物でありながら正直でまっすぐな考え方。3部ではなんと殺しても死なないと思われた熊吾は糖尿病になってしまう。それでも酒を飲むことはやめず、この先どうなるのか心配させる。自分や妻の血、つまり血脈が様々な運命を巻き起こす。それが老いて生まれた息子にどのように引き継がれていくのか、次の4部が楽しみである。

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