2025年1月 2日 (木)

2025年の目標

9年連続となりますが、新年の抱負を書くにあたって、ケリー・マクゴニガルの「スタンフォードの心理学講座 人生がうまくいくシンプルなルール」を参照して作ります。

 

本書には「新年の目標設定(Lesson12)」という項目があります。

KPIもいいんだけど、彼女は「成果よりもどう成長したいか」「何を達成するの前になぜそれをしたいのかを突き詰めて考えてみる」。その上で(多分長期的に)何を達成したいのか、そのためには今年の一歩は何をするか、を具体的に示しましょう、と書いています。

そして新年を前に5つの具体的な行動を示唆しています。

1)今年(つまり昨年)起きた一番好きな思い出や功績をリストする

2)人生で感謝していることリストを作る

3)新年(今年)のハイライトを5つ想像する

4)再来年(ほぼ1年後)の1月1日の未来の自分に手紙を書く

5)新年(今年)の目標に他人へのコミットメントを含める

ということでこれらを踏まえて抱負を考えて見ます。赤でハイライトした部分にフォーカスします。

昨年達成できなかったことについては今年も継続にしました。

 

3)新年のハイライトを5つ

  -JFLで1節でも1位に登る、結果3位以内で表彰台に

  -サッカーチームが天皇杯でJリーグのチームと戦い勝利する

  -ギターかウクレレの演奏会でノーミスで演奏する

  -Over60/Over65の試合に出てアシストかゴールを決める

  -eSports大会を浦安・市川で行い事業として立ち上げる

 

5)新年の目標に他人へのコミットメントを含める

  -孫(女の子今年4歳になる)に「カズジイ」と呼んでもらう

  -女性チーム「JUNO」の監督をして勝利(2024は私なしで1勝)

  -カノンフリスビーを再開(カノンの大怪我で控えていた;カノンは12歳になるので高齢だが)

  -息子と能登旅行をしてお墓参りをする

  -家族でクラシックコンサートや歌舞伎を5回以上行く(思い出したら2024は2回でした)

  -サッカーチームからJリーガーを2名出す

  -サッカーチームのパーパスを全世代に展開する

  -自分のワインでワイン会を3回

 

仕事以外の目標(KPI)

  -本を100冊読む

  -映画を100本観る

  -ランの大会に出場して完走(最後に出たのが2020年のハーフマラソンだった)

  -飲酒の回数を週に2回以下にする

  -ギターかウクレレの演奏を毎月YouTubeにアップし続ける

  -1回でいいのでゴルフで90を切る

2024年でほぼ体調は復活(2023年暮れの前立腺癌摘出があり)しました。したがって運動も本格的に復活しようと思います。

飲酒も減らすことができたので、その両面で健康になろうと。目的は長生き。いつまで長生きしたいか?と聞かれますが、自分の回答は一貫しています。「人類が火星に降り立つまで」です。

とはいえ、買い貯めたワインがまだまだ100本近く。このブログを書き始めた「ワイン好きの出張記」(当初のテーマ)のおかげですが、自分では生涯に飲み切ることができない。だからワインが好きな方に提供し続けようと思います。(差し上げるわけではなく一緒のワインの時間を楽しむのですよ)

さてこの目標を考えるにあたり「何を達成するの前になぜそれをしたいのかを突き詰めて考えてみる」についてちゃんと考えていなかったことに気づきました。あえて今の自分の行動目的について書いておきます。2つあります。

1 若手の成長を促すお手伝いをする

  若手はまぁ青年と少年少女ですね。サッカー選手やギタリストもそうですが、近くに住んでいる子供たちや自分の孫たちも。自分が後押しすることで一流の大人になって欲しい。一流とはプロとかそういうことではなく、自分自身に誇りを持ってくれればそれがいいなと思う。自分にできることは限られているけど、少なくてもビジネスとスポーツ業界の知識と人脈はお役に立てるのではないかな。

2 火星に人類が降り立つのを見届ける

 さっきも書きましたが、宇宙が大好きな私にとって生きているうちにもしかしたら可能かなと希望を持っています。今のNASAなどの目標を見ると近く実現しそうですが、実際は難しいでしょう。30年ぐらい先になるのではないでしょうか(ちなみに人類が月に降り立った時の記憶は鮮明にあります)。それまで頭と身体がしっかりしていたい。だから運動もするし、ギターやウクレレで自分にとっての難曲にもチャレンジし続けます。

 

最後に改めて毎年継続するプリンシプルです。(手術2回の自分が感じたことです)

5つのプリンシプル

1) 食事に気を使う。(両親にいただいた身体を大事に)

2) 週に2回は運動をし、週に1回は休む。

3) 他人の目を見て話す。思いやりを伝える。

4) 家族を大切にする。

5) なるべくシンプルな生活をする。

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2024年12月31日 (火)

2024年に読んだ本

2024年に読んだ本は121冊でした。昨年の約50%増。

星4つは18冊。こちらも5冊増えた。詳細はbooklogでご覧ください。

最近はaudibleに比率がいつにも増していて運転中だけでなく電車の中でも聴いています。あくまでも印象ですが、読むより聴いた方が頭に残る気がする。理由はわかりません。読むのは速度が早すぎて記憶に残らず、聴く方がある一定の速度で聴いているからかもしれない。

一線の湖(砥上裕將)星4つ

前作「線は、僕を描く」では水墨の深さに魅了された。今回の作品はその後編にあたる。
さらに磨きをかけて水墨画を魅力的に描き出している。とにかく文字で水墨画を表現する力がすごい。しかし残念ながら頭に描くことが自分にはできない。そこまで水墨画を知らないからだ。とはいえ、圧倒的な表現力に魅了された。
271ページに伸び代のくだりがある。おそらく前作で彼は「伸びしろ」を伸ばし切ってしまった(それだけのことができた)が、今作では壁にぶち当たり自分がやりたいことが見えなくなったのだ。そこで「伸びしろそのものを伸ばす」ことに気づく。「心の内側に余白が必要なのだ」と書いている。自分を振り返ると、忙しくて余裕のない都会での生活では追われるように仕事をしているが、そんな時に伸び代を伸ばす試みや、余白を作る時間が大事に思える。また次作にも期待したい。

 

くもをさがす(西加奈子)星4つ

カナダでがん患者となった著者。日本とカナダの医療制度の大きな違いに戸惑いながらも力強く戦う姿に帯の通り「共感と絶賛の嵐」だ。
普通ならカナダでガンになり、環境や自分の心境を描くだけなのだろうが、そこはさすがにベストセラー作家だけのことはある。圧倒的な文章力で読者に迫ってくる。
自分もガンになった。だから彼女の書く言葉の一つ一つがストレートに胸に響いてくる。
死者が生者に残すことや、女性の特徴のある臓器を失っても自分のジェンダーを決めるのは自分であるとか(自分は逆だが)ガンと戦いながらもどこか冷静に文章を綴っている。
そしてコロナ後に日本に戻った時の対比もとってもわかりやすい。「日本人は情がありカナダ人には愛がある」がさまざまな違いは日本の狭さにある、という分析は言い得ている。
そして最後の一文は筆者の心の思いとして壮絶に心に刺さった。(これはぜひ読んで欲しいので転機しません)

 

覇王の轍(相場英雄)星4つ

主人公の樫山順子は毅然とした清廉潔白な警察官。
北海道に赴任して直面した事件に真正面から向き合って解決をしていく姿が清々しい。
そしてJE(これはJRのことだろう)の課題、日本の鉄道政策の問題を作者も真正面から捉えてタブーに踏み込んだ小説と言えると思う。
「規定」を官僚隠語で「キサダ」と発音することから事件性を嗅ぎつけた樫山。実際にキサダという隠語が使われているのだろうが、同じ官僚として被害者に共感しつつも、国の政策を優先して労働者を蔑ろにする官僚に挑む姿に共感できる。
結果的に長いものに巻かれてしまうという結論には読者として後を引いてしまうが、それも著者の狙いなのだろう。
樫山順子にはまだまだ活躍してもらいたい。

白い夏の墓標(帚木蓬生)星4つ

これはなんだ?というのが読み始めて正直な感想。
昭和58年(1983年)作の医療をテーマにした小説。道にウィルスをテーマにヨーロッパで謎に向かって突き進む主人公。ウィルスという最近人類が苦しんだテーマに真正面から向き合った作品だ。ウィルスのメカニズムについて解説もされていて記憶に新しいことが40年前に描かれているのだ。
そしてフランスからピレネー山脈での出来事が深く面白い。
とても40年前の作品と思えない斬新さを楽しめた。

楽園の犬(岩井圭也)星4つ

楽園=サイパン、犬=スパイ
太平洋戦争下のしかもサイパンだけを舞台にした、さらに海軍のスパイという設定でここまで読ませるのはすごいことだ。海軍だけでなく、陸軍の海軍へのスパイであるとか、米軍の犬(スパイ)であるとか、入り組んだストーリーに加えて太平洋戦争におけるしっかりとした調査も伺える。
そしてエピソードも考えられている。主人公の息子は成人となり、父親の末路を聞かされることになる。戦時下に南国の島に捨て置かれた元スパイの悲哀を感じた。事実に基づいていてもそうでなくても、これがあったと思わせる筆致だった。

しろがねの葉(千早茜)星4つ

銀山では男は鉱物を吸い込みながら仕事をするので短命になり、女は3回嫁に行くという。
主人公は女性。子供の頃に村を一人で逃げ出して鉱山に行き着いた。夜目の効く特殊性で生き延びて大人になるが、やはり男たちは身体を壊してしまう。そして子供の頃は男勝りで働いていたが、時がたって女の身体となり、男たちと嫌が上にも対峙することとなる。そして幾度か主人も変わり多くの子をなすが、その息子たちも早死にしてしまう。
銀山の間歩(マブ:坑道)や山の描き方が詳細でその香りまで連れてくる。
銀山という隔離された生活の場で変わり映えのない生活をしながら娯楽もなく、絶望を感じる余裕もなく日々を暮らしていく、戦国末期。現代の礎となるそんな時代があったことを感じる小説だった。直木賞に値する内容です。

この夏の星を見る(辻村深月)星4つ

巻末を読むと茨城県の高校で実際に天体望遠鏡を作って観測をしている生徒たちがいて、それを題材にしているような感じを受ける。
五島と茨城と東京の中学生、高校生たちが生き生きと描き出されている。こういうのいいなぁ。高校時代に戻りたいなぁ、と思える作品。この生徒たちのように自分は高校時代に何かをしたのか?と真剣に思い返してみる。そうするとなんとなくやり残したような気がしてくる。逆に「今でも出来るのでは?やっちゃえ」ぐらいな気持ちにもなる。
自分が「宇宙好き少年」だったので気持ちがよくわかる。改めて夜の宇を眺めてみたくなる。爽やかな読後感に包まれる。

悪逆(黒川博行)星4つ

黒川氏の小説の面白さはズバリ「大阪弁」。自分は小学5年性まで関西だったのでスルッと入るし、本書を読んでいると自分の頭での呟きが関西弁になってしまう。
これまでは面白さはそれだけだった(失礼)感じだったが、本書は当初から犯人を主人公の一人にすることで追う側と追われる側が同期してそれぞれに感情移入しながら読むことができた。どうやって犯人を追い詰めるか?これが残り数ページまで全然分からないのだが、多少「まぁそれね」という感じがないわけではない。
しかし大阪弁で(漫才のように)ツッコミ合う二人の刑事。一方の犯人は理知的な標準語。この対比が面白かったのか、止まらなくなった。

俺たちの箱根駅伝(池井戸潤)星4つ

箱根駅伝を扱った小説はいくつかある。それも関東学生連合チームを扱った堂場さんの「チーム」もその一つ。
記録が公式に認められないのになぜ選手たちは走るのか。その10名の心のうちをしっかりと描き切った。さらににわか監督(実は本気)の社会人としての商社での経験への思い。
テレビ局の中での対立。と構図が多面的で面白い。というか池井戸さんが描いて面白くないはずがない。
新監督に反対していたOB連中の最後の反応が嬉し涙を誘う。改めて駅伝をながらで見るのではなく、真剣にテレビと向き合って応援したくなる。できれば沿道で応援もしたくなった。

木挽町のあだ討ち(永井紗耶子)星4つ

仇討ちを題材にし、江戸の暮らしぶりや情の厚い庶民をうまく描き出している。
菊之助の仇討ちを調べに来た縁者。彼が江戸の芝居小屋に滞在していた菊之助の背景を聞き回るが、その一人一人の仇討ちの状況を聞き出すだけでなく、彼らがなぜここに来るに至ったか、今の生活について滔々と語り出す。それぞれが仇討ちから脱線しているのだが、だからこそ菊之助を助けたいという情を持っているのだと感じる。
そして徐々に仇討ちに至った背景が語られ、仇討ちの対象は実は菊之助の信頼する人物で、とある故郷の不正事件に絡んで冤罪を被っていることが明かされる。そこで一計を案じたのが芝居小屋の面々。
お見事な終章。暑い夏に爽やかな江戸時代の人情を感じる良書でした!

タスキ彼方(額賀澪)星4つ

戦時下の箱根駅伝と令和の箱根駅伝が交錯する。
太平洋戦争真っ只中に陸上を愛した大学生たち。学徒出陣が始まり、それでも箱根を走りたい情熱。その思うがひしひしと伝わる。
一方の令和ではパリオリンピックを決めた現役の大学生アスリート。駅伝なんか、と歯牙にも掛けないのだが、コーチの祖父と箱根駅伝との関係が明らかになるにつれて気持ちが動く。
戦時下の駅伝、令和の駅伝ともになんとなく想像ができる擬名の大学が登場する。ご丁寧に最後に令和の箱根駅伝の記録が記載されているが、実在の大学ではない(名前は似ている)のであまり意味をなさない。
思い切って実在の大学名で書くことはできなかったのか?特に戦時中の部分についてはかなり詳細に調べられたと思うので、実在の大学と人物を使っても良かったのではないかと思う。令和に繋がるのは選手ではなかったわけだし。
一方で青学、駒沢と強い大学が偏っている現代では実在の大学名が使えない事情はわかる。特に今回の主役はピンクの「日東大学」。これは日大と想像できるのだけど実際太平洋戦争前から戦時中にかけてほぼ優勝常連チームだった。
中途半端に大学名が想像出来てしまうので、小説と割り切って思い切って実在の大学名で書いてしまっても良かったのではないかな、と自分は思った。
いずれにしても小説の内容は素晴らしく、戦時中に駅伝をなんとか継続したいという強い思い、戦後にGHQを説き伏せて復活させるという熱意。
出征のため、復路で走りたかった選手を往路で走らせ、そのまま戦地に向けて出発した選手が描かれている。戦時中に走った選手たちが戦争で命を落とした記載には涙が出る。箱根駅伝はそんな想いを背負いながら脈々と続いていると考えるともっと真剣に向き合ってあげたいと言う気持ちになる。

トヨトミの世襲(梶山三郎)星4つ

相変わらず切れ味鋭い。梶山三郎(著者)とは何者なんだろうか?経済に詳しく、ストーリーも生み出せる。覆面作家は過去にもあった。もしかすると二人か?岡島二人のように。
しかしこのリアルな内容はどうなのだろう?自分は頭の中で実際の企業、ト◯タ、とか日本◯産と読み変えながら読んでしまった。なんたって顔を思い浮かべることができるから。
EVシフトに世襲と独裁経営者の課題をうまく掛け合わせながら展開するシナリオに目が離せない。自分はモーターの会社の株を持っていて、これが全然反転しないのでイラついているが、それもこういう問題なのかなぁ、とリアルに感心してしまった。まさに経済小説の最高峰だと思える。

魂の歌が聞こえるか(真保裕一)星4つ

自分の全く知らない業界、ポピュラー音楽、特にアマチュアバンドをデビューさせる。
そもそもA&Rという仕事自体知らず、ネットで調べたほど。アマチュア発掘をして、それをデビューさせ成功させることは本当に大変なんだな。
真保氏もかなりの勉強をされたに違いない。
落ち目のミュージシャンと飛ぶ鳥を落とす勢いでデビューした若手バンドの対比がよく描かれている。すごく臨場感のある内容だった。

マネーモンスター(黒木亮)星4つ

相変わらず経済小説として完成度が高い。
3つの題材が繋がっている。
まさに今年、日本の液晶が韓国の有機ELに取って代わられたニュース。水素トラックについてもこれからの新しいエネルギーを題材にして市場を操る「詐欺師」。そして地銀の借り手を騙しても金儲けに走る経営者と支店長。
カラ売り屋はこれらの課題を市場より先に情報を掴んでカラ売りし、更にレポートを出して市場を煽る。
いずれもそう簡単には利益を出し切らないが、時間をかけて株を紙屑のように下げて莫大な利益を得る。
合間に美味しいレストランの描写、国技館での相撲力士を眺めたり、朝の山の挫折と成功を織り交ぜて。

書いてはいけない(森永卓郎)星4つ

あまりにリアル。
怖いもの知らずの森永さん。説得力がある。
日航ジャンボ墜落が半導体の日本弱体化まで繋がっているのかと。

世界の富裕層は旅に何を求めているか(山口由美)星4つ

日本ではなく「世界の」富裕層は?という疑問。
そこには想像を超える世界があった。特にアフリカのブッシュを切り開いた、まさに自然の中のホテル。朝夕にオープンエアの車で野生を堪能。世界の富裕層は「コンフォートゾーン(安全で快適)」の外側に踏み出している。「人生で一度の体験」「スリル」を求めて。
対して日本人の求めるラグジュアリーは温泉と豪華な食事。これも素敵ではあるが外国人にはあまり受けない。なぜならこの旅館のシステムは中長期の滞在に向かないし先の求める物には応えられない。日本人は冒険を好まないが世界の富裕層は冒険したい。
そもそも著者の経験ではラグジュアリーを開発したのはアジアにおけるアマンリゾートだそうだ。「排他」から「包摂」に変化をしている。排他は他との違いをだし囲い込んで特別感を出すが、包摂は自然や観光をそのまま包み込んで全てを受け入れで良さを出すこと。そしてそこにはSDGsに繋がる考えがあり、提供される食事に関しても地球環境を意識している。一例がフカヒレで、ヒレを切り取られたサメは泳げなくなり海で死んでしまうため、欧米の一流ホテルでは(日本でさえ)フカヒレ料理は提供しないそうだ。
これからは日本でも豪華一辺倒から、人生で一度の体験を提供するラグジュアリーな旅が出てくるに違いない。
一つだけ残念なのはあまりにアマンの歴史を細かく記述されていて冒頭から食傷気味になることかな。しかし読んでいて死ぬまでに一度でいいので、こんな体験をしたい、と思わせる内容だった。できれば大判で写真を入れた本を出して欲しいな。

ザイム心理教(森永卓郎)星4つ

消費税増税がなされたので日本経済は低迷。消費が落ち込んだから。しかし財務省は「税金を取ること」だけが目的で、政治家や官僚を洗脳。
言われてみれば日本経済だけが先進国に比べてデフレからの脱却だ遅れている。円安が続くし、物価が上がるのに消費は増えない。
官僚の待遇は企業のサラリーマンよりもかなり良い。給料面もあるが都心への住居など含めて。これらを一般家庭並みにすることでかなりの節約になるがそこには手をつけない。
事実の羅列なので読んでいてだんだんと腹が立ってくる。日本人はなんて従順なのか。どんどん増税されても反対派しなし。
まさに103万円の壁問題で自民党が大敗してしまうという現象が起きているが、ゆっくりと国民は反乱を始めているのか。しかしこれも洗脳された人たちによって税収が減るというメッセージが刷り込まれている。
国民よ、立ちあがろう!という森永さんのメッセージが読める。

ヴィクトリアン・ホテル(下村敦史)星4つ

実はaudibleで聴いた。
登場人物が多くてついて行けるかなと感じながら。しかし問題はなかった。短い中でしっかり登場人物を描いていて。
紙で読んだわけではないので読み返すことができないし、車の運転中に聴いていたので名前など頭から飛ばしてしまって?になることもあった。更に時代が飛んでいることに最後になるまで気づかなかったということで途中チンプンカンプンになったりしたが、最後のストーリーで氷解。
時を経て登場人物たちがまた触れ合うというこのストーリーにちょっと感動を覚えた。
これ、絶対に映画化ドラマにして欲しい!

 

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2024年の反省

1年前に作った目標。果たして....

 

3)新年のハイライトを5つ

  -JFLでの優勝 × →8位でした

  -サッカーチームが天皇杯でJリーグのチームと戦い勝利する × →ヴァンラーレ八戸に敗退

  -ウクレレでジェイクシマブクロのBlue Roses Fallingを人前で演奏する ◎ → しかも浦安音楽ホールで演奏できた!

  -シニアギターコンクールに出場し2次予選まで出る × → そもそも応募が初日で締め切られ応募できず

  -eSports大会を市内で行う  → 中学生チーム3つを駅前で対戦

 

5)新年の目標に他人へのコミットメントを含める

  -孫と2人だけで公園デビュー ◎ → 昊来(そら)ちゃんと公園に行き、そしてスーパーにお買い物まで!

  -女性チーム「JUNO」が1勝する(少なくても5−6年無勝)◯ → 残念ながら行けなかったけど1勝はできた

  -カノンと旅行(犬が泊まれる宿を探して)× → 那須で満足

  -息子と能登旅行をしてお墓参りをする × → 時間を見つけたら行けたのに...

  -シニアチームのサッカーの試合に出て得点かアシストをする △ → 試合には出たもののバタバタして怪我までした

  -家族でクラシックコンサートや歌舞伎を5回以上行く× → 2回でした

  -集めたカリフォルニア中心のワインを振る舞うワイン会を3回行う ◎ → 3回やれたと思う 

 

仕事以外の目標(KPI)

  -本を100冊読む ◎ → 112冊

  -映画を100本観る × →67本

  -フィジカルトレーニング、ランニングを行い体脂肪率を18以下にする × 

   → あれま体重が増えている。あまり飲んでもいないので運動不足か。揚げ物食べすぎか。

  -飲酒の回数を週に2回以下にする 

   → 出来なかった週もあるけど平均すると2回ぐらいになっているはず

  -ギターかウクレレの演奏を毎月YouTubeにアップし続ける ◎

     →12回アップできました!最後にまとめてだったけど

  -最低2回ゴルフで90を切る ×

   → 90どころか100切りすら遠い1年でした

 

ここ数年で活動の多い、ある意味達成感もある1年だったと思います。

サッカーでは2年目降格という2年目のジンクスを破って残留。やったー!スポーツなので勝敗はあるからここには触れません。しかしスポンサー数も着実に増えているし広報活動も活発になっている。何より地域活動を3倍に増やしています。そしてパーパスの定義、市川市との包括協定の締結、2025年に向けてチーム名の変更(準備)など果敢に攻めました。

自分もOver60のチームに参加して柏市での練習試合に参加。試合で右足の親指を2回踏まれて爪が剥がれるアクシデント。本戦はトップチームの試合運営とこの怪我の関係で出られなかったけど、これが男同士のサッカーか、と厳しさを知りました。女性チームのJUNOでは毎週サッカーを楽しませてもらっています。本当に楽しいです。

昊来ちゃんとはより仲良しになり、ピアノを弾く(叩く)昊来ちゃんとウクレレやギターの合奏ができています。きらきら星かカエルの歌なのですが、ギター(ウクレレ)でメロディーを弾くと、昊来ちゃんがちゃんとリズムを合わせて鍵盤を叩きます。これ、すごくないですか?3歳の孫と合奏なんて。音楽を通じて心が通じているんですよ。

ギターは2回ステージに。演奏したのは3曲。ちなみに自分はチャレンジャーなので大体自分の初挑戦なのですが、結構難しい曲にチャレンジしてほぼ弾き切りました。かなり練習したぞ。

さらに浦安音楽ホール(本ホール!)でウクレレの演奏もやった。こちらも2曲弾き切った。一番大事なBlue Roses Falling(ジェイクシマブクロの曲)はちょっとミスはあったけどこちらも達成感半端ない。最初に楽譜を見て「こんな難しいの弾けるかよ」と思ったけど少しずつ奏法の課題を解決して。最後はyoutubeの漁ってどう弾いていいか皆目見当のつかない箇所を弾けるようになったのが開眼です。ウクレレは右手のバリエーションがギターより遥かに多いのでこれを会得するのが楽しい。

これらの演奏はyoutubeにアップされていますのでお時間あったら見てあげてください。

そして年末に二人目の孫の葵仁(あおと)君が誕生。まだ3週間というのに、男の子は足の筋肉がしっかりついていてスポーツで交流できそう。

ということで充実した1年でした。前立腺癌の後遺症もほぼなくなり、サッカーやゴルフが楽しめるのが何より。薬の副作用で例年よりも偏頭痛が多いのが困りますが、これも良い薬に出会って改善しています。激しい運動や飲み過ぎ、あとは気圧の低下の時ですが、薬の副作用に薬で対応するのはあまり良い気がしないですね。

ボーダーコリーのカノンは11歳に。前のボーダーのリンちゃんが10歳で天国に旅立ったことを考えると頑張っている。夏に秋田犬に襲われて九死に一生を得ました。その日は死んじゃうんじゃないかと思い思わず泣けてきたけど、宇都宮と浦安の動物病院の先生たちに助けていただいて今はもう普通に走っています。ボーダーは寿命が短いので1日1日をカノンと大切に過ごしています。

何かの本に60代は2度目の青春と書いてあった。本来なら..仕事を整理して自由な時間があり、子育ても終わっているのである程度自由になるお金を自分たちのためだけに使い、身体はまだ充分に動くので活動的でいられる。旅行やスポーツを楽しめる。そんな感じだったと思います。全くその通りだと思います。ギター演奏会の打ち上げで、70代の先輩たちに「あと5年(70まで)だな」と言われて、逆に5年はかなり活動的でいられるのだ、と開き直っています。

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2024年12月30日 (月)

2024年に見た映画

2023年に見た映画はDVDとネット配信含めて68作品でした。

4、5星の作品は次です。(2024年公開の映画というわけではありませんのであしからず)

ファーザー(2020年製作の映画)4.1

アンソニー・ホプキンスが「アンソニー」として登場している作品。アンソニーは記憶が曖昧ないわゆるボケ老人。娘やそのご主人との関係が曖昧な記憶であちこちにぶっ飛んでしまい訳がわからなくなる。
普通ドラマはこの家族の方にフォーカスを当てるが、この作品はボケた側のイメージを伝えている。
最初は見ていて理解できないでいたが、アンソニーの側として見ると納得できる。彼の中では筋が通っているのだ。
私の両親も95歳になり施設にお世話になっている。ちょっと似た光景もあるが、まだ記憶障害はないので安心ではあるが、親の側の理屈もちょっとは理解してあげようと思った。XXがない、警察を呼ぶ、なんて騒いでベッドの内側に隠してあった、なんて日常茶飯事なんです(笑)。いつか自分も、と思いながらそうなったことには気づかないんだろうな。将来迷惑かけます…


不思議の国の数学者(2022年製作の映画)4.0
数学がが苦手な男子高校生は進学高で苦戦している。そこに現れた警備員が実は北朝鮮の天才数学者だったという話。
自分が高校時代に理系で数学と戦い続けた昔を思い出しながら見ていた。数学は美しい、と数学者がオイラーの等式を見ながら呟く。
彼に教えられた高校生はみるみる数学の点数が伸びるが、数学教師の不正行為に巻き込まれ…
最後のどんでん返しが痛快です。
北朝鮮という国を素材に使えることで韓国映画の素材のオプションが広がっているのかもしれないが、下手に使うと台無しになる。この作品はうまく使えた作品だと思う。

スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)41

世界には3000万人の難民がいてその半分は18歳未満。
シリアから溺れかけ、騙されてやっとドイツに着いた。そして出会った素晴らしい人間性を持った指導者。そしてオリンピックに難民団として出場。難民チームとして出場。難民チームはそれぞれが重たいものを背負っていることを知った。折しも今はまさにオリンピック真っ最中。
勝ち負けだけでなく、その背景にある選手それぞれが背負っているもの、想像以上の努力の成果にに注目したい。

ベスト・セラーズ/小説家との旅路(2021年製作の映画)4.2

飲んだくれで人の話を聞かないジジイ。見ていていい加減にしろと思う。どこかでこのジジイが前向きになってくれるのだろうなぁ、と期待を持って見ていると、果たしてそれは彼が残した後だった。編集者の女性は出版社を経営していたやはり編集者だった父を信じていたがそれは違っていた。未来に少し希望を持って終わるところが気に入った。

ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)4.2

ホームレスのサッカーワールドカップ。ドキュメントタッチかと思ったらそれぞれの人間模様。薬物中毒、移民、アルコール依存などそれぞれの過去がありホームレスに。しかし一旦サッカーチームになるとチームワークが。バラバラのチームはいつしか支え合う仲間に。日本代表はサッカーはダメダメだけど最後の試合で少し涙を誘ってくれた。実話に着想を得た作品とのことだが、サッカーはプロだけのものではなく、プレイするすべての人に幸せや情熱を与えてくれるものだと改めて思う。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)4.3

アメリカでの黒人への偏見は根強いものがあるのだな。
それを逆手にとって、さらに少しコメディタッチで描かれていて、それなのになかなか深い。外国人(アメリカ人でない)の自分にも充分楽しめた。
しかし本当のエンディングは一体何なんだろうと想像しても結論はないから後を引く。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)4.1

イコライザー、ファイナルということなのでシリーズ最後なのか?もったいない。
アルタモンテという街、実は撮影はアマルフィーらしいのだけど、イタリアの美しい田舎の風景に魅力される。
痛手を負った主人公はここで体を癒し街の人達に魅力される。そしてこの街を乗っ取ろうとするマフィアと戦うことに。
しかし実際は戦うというより一方的にやっつけてしまうわけで。
CIAの若き女性にマフィアの裏金集めの仕組みをそれとなく伝えるのだけど、なぜこの女性なのか?は最後に明かされる。うーん、そうだったのかー。
相変わらず正義のために人を殺し続ける彼の正義はよくわからない。派手なカーアクションはないけど、アクション映画としては秀逸。

 

ドリーム・ホース(2020年製作の映画)4.1
最近競馬に興味があり、なんとなく観た。
実話に基づく映画は感動するものが多い。この作品もその一つ。
映像が素晴らしい。レースの映像をうまく撮っているのだが、ウェールズの自然や街並みも美しい。
そして何より馬が美しい。
主人公(実在)が女性だか、馬に対する母性が見事に表現されている。馬主は単に打算でなっているのかと思っていたが全然違うのだ。ファミリーであり、勝つことよりも自分馬がレースに出て、一緒に感動することが大事だと思い知らされる。

 

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)4.3
自分は戦争を知らない子供だった。しかし父や母から戦争の記憶を何度も聞かされた。いつか両親の世代がいなくなると誰もあの時代を語れなくなる。
本作前半はそんなことを思いながら、記録映画と思って見ていた。
シベリアから帰国の途につき、ストーリーが終わったと思ったそのあと、残り30分に感動が待っていた。
シベリアで亡くなった主人公の家族のもとに、あることを伝えに仲間たちが次々にやってくる。その仲間一人一人の体験や出来事と二重写になりながら涙なしには見られなくなる。

 

 

 

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ブリオベッカのパーパス制作秘話

noteの記事です

 

 

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2024年1月 4日 (木)

2024年の目標

8年連続となりますが、新年の抱負を書くにあたって、ケリー・マクゴニガルの「スタンフォードの心理学講座 人生がうまくいくシンプルなルール」を参照して作ります。

 

本書には「新年の目標設定(Lesson12)」という項目があります。

KPIもいいんだけど、彼女は「成果よりもどう成長したいか」「何を達成するの前になぜそれをしたいのかを突き詰めて考えてみる」。その上で(多分長期的に)何を達成したいのか、そのためには今年の一歩は何をするか、を具体的に示しましょう、と書いています。

そして新年を前に5つの具体的な行動を示唆しています。

1)今年(つまり昨年)起きた一番好きな思い出や功績をリストする

2)人生で感謝していることリストを作る

3)新年のハイライトを5つ想像する

4)再来年(ほぼ1年後)の1月1日の未来の自分に手紙を書く

5)新年の目標に他人へのコミットメントを含める

ということでこれらを踏まえて抱負を考えて見ます。赤でハイライトした部分にフォーカスします。

昨年は色々あって出来なかったことも多く、目標継続が多いですが...

 

3)新年のハイライトを5つ

  -JFLでの優勝

  -サッカーチームが天皇杯でJリーグのチームと戦い勝利する

  -ウクレレでジェイクシマブクロのBlue Roses Fallingを人前で演奏する

  -シニアギターコンクールに出場し2次予選まで出る

  -eSports大会を市内で行う

 

5)新年の目標に他人へのコミットメントを含める

  -孫と2人だけで公園デビュー

  -女性チーム「JUNO」が1勝する(少なくても5−6年無勝)

  -カノンと旅行(犬が泊まれる宿を探して)

  -息子と能登旅行をしてお墓参りをする

  -シニアチームのサッカーの試合に出て得点かアシストをする

  -家族でクラシックコンサートや歌舞伎を5回以上行く

  -集めたカリフォルニア中心のワインを振る舞うワイン会を3回行う

 

仕事以外の目標(KPI)

  -本を100冊読む

  -映画を100本観る

  -フィジカルトレーニング、ランニングを行い体脂肪率を18以下にする

  -飲酒の回数を週に2回以下にする

  -ギターかウクレレの演奏を毎月YouTubeにアップし続ける

  -最低2回ゴルフで90を切る

昨年はなんと言っても前立腺癌手術を経験。その前の3ヶ月はホルモン治療を行い、副作用で運動ができず、アルコールも飲めなくなりました。自分が充実して生活を送るために健康であること、そして仲間との交流が重要だと思っています。しかし残念ながら後半はそれがあまり出来なくなってしまいました。62歳から始めたフットサルもせっかく(エンジョイレベルではあるが)定期的に個人フットサルに参加していたのに半年は参加できず。だから身体を鍛え直し、年齢を重ねてもスポーツを楽しめるようにしていきたい。そして今と以前の仲間達とワイン片手に交流をしたい。もちろん後半全く行けなくなったゴルフも再開だ。

やれたことと言えば出歩く時間が減った分、ウクレレに向き合う時間が増えた。2つのウクレレを追加で購入することが出来たし、ジェイクシマブクロの作品をいくつか没頭して練習をすることも出来た。ギターに関してはかなり真摯に向き合ったが、手術の後は座ることが出来ずに比重がウクレレに移ってしまった。11月の発表会に備えて練習していたスペイン民謡(ギター)も出演できなかった。だから今年はギターにもっと向き合いたい。できればコンクールにチャレンジするぐらい。

 

今年も最後に改めて5年前、虫垂炎の手術(決意編)で書いたことですが昨年の前立腺がん手術を経て全く同じ気持ちでいます。

5つのプリンシプル

1) 食事に気を使う。(両親にいただいた身体を大事に)

2) 週に2回は運動をし、週に1回は休む。

3) 他人の目を見て話す。思いやりを伝える。

4) 家族を大切にする。

5) なるべくシンプルな生活をする。

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2024年1月 3日 (水)

2023年に見た映画

2023年に見た映画はDVDとネット配信含めて76作品でした。

4、5星の作品は次です。(2023年公開の映画というわけではありませんのであしからず)

 

テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画) 4.4
素敵な映画。
パリの街並み。オペラハウス。
ラップ、ストリートファイト、そしてオペラ。
自分の命を縮めてもシャトーラトゥールを飲むオペラの先生。
そして兄弟愛、地元の仲間たち。
素敵な映画が出来ないはずがない。
時間も短いし、ストーリーも冷静に考えると凡庸かもしれないけど見終わって感動の余韻は間違いなく残る。
生きる LIVING(2022年製作の映画) 4.6
黒澤明のオリジナルを見ていないのでなんとも言えないが、西洋の映画にしては語らず鑑賞者に預けてくれる。
本人何も語らないのだ。しかし痛いほどその気持ちが伝わる。
折しも自分も癌になり、幸い初期で手術は成功したが、感慨深い。
与えられた残りの時間、自分のためにだけに生きて良いのか。本気で取り組めば不可能はないのでは?これから思い出しながら考えることになりそうだ。
RRR(2022年製作の映画) 4.1
これぞエンターテイメント!
インドも植民地として鬱屈した時代があったのだろうが、それをコメディっぽく、真実を伝えながら観ているものをスッキリとさせてくれる。
これ、イギリス人はどう感じるのか気になる。
ダンスのパートは圧巻。戦いのシーンもCGをてらいなくガッツリ見せつけてくれるので思わず唸ってしまった。
インド映画の質の高さを改めて感じた作品。
アンソニーホプキンスが好演。
あんなおじいちゃんになれるだろうか。移民として苦労して成功したからこそ言える社会の歪みに対するフェアな考え方を、悩める孫に伝えること。
1980年があんな年だったか?まだアメリカには差別があり、確かに地下鉄は落書きだらけだった。アーティストになりたい息子に、いい大学に入るために勉強しろという親。現代でもあることだろうが、この映画では昔も今もそんなに変わらないことを伝えながら、フェアに考えることや、自分の未来は自分で切り拓くべきことを伝えてくれている。
親には子供の個性を認めて正しいコミュニケーションをすることの再認識をさせてくれている。
さて、おじいちゃんはどうしようか?親とギクシャクした孫を正しく導いてあげたい。
そうだ、グッゲンハイム美術館に行ってカンディンスキーを観なければならない。
大阪少女(2020年製作の映画) 4.0

面白しろすぎ。 少女が家賃取立ての仕事を、変人ばかりの住人を大阪弁でどつきながら。 時間忘れて楽しめます。

ドリームプラン(2021年製作の映画) 4.7
素晴らしい内容だった。
これを見てからウィリアムス姉妹の活躍を見られたら最高だったけどそれは無理な注文。
父の強い教育方針によくグレずについてきたなあ。さらにお姉さんは学業優秀。
映画通りなら母が強かったと言うことだ。
コーチのincredible(あり得ない)と言う言葉に反発する父の気持ちはわかるな。自分が育て上げだわけだから、これが現実なわけだから。事実は小説より奇なり、と言うけど本当だ。
コーダ あいのうた(2021年製作の映画) 4.6
親子愛。
聾唖の家族に一人健常者の妹。歌が好きで音大を目指したいが、家族の漁師の仕事に不都合が。
娘のコーラスの発表会で歌は聞こえないけど、聴衆が感動する姿を見てその素晴らしさを感じる家族。映画ではその間、全ての音が消える。映画を見ている我々にもそれが伝わるように。素晴らしい演出。
これ、聾唖が背景に使われているけど伝えたいことは子供の未来が一番大事と言う家族の姿勢で、他の障害があったとしても同じなのだと思う。
韓国版、最強のふたり。
辣腕弁護士とヤクザ。
愛嬌のあるヤクザがいい味を出している。
弁護士が過去の懺悔をするシーン、心がかきむしられるような感情を覚える。
そして主人公の最後の笑顔がまたいい。良い時間を過ごせた。
茜色に焼かれる(2021年製作の映画) 4.4
心に染みる作品。
ご主人が自動車に轢かれても賠償金をもらわずに生活に困窮。
厳しくても「まあ頑張りましょう」とかわす。しかし心の底に溜まるものが。
イジメにもあいながらこんな環境で育って息子は自分を見失わない。この子は間違いなく日本を背負う人間に成長するだろうと思う。
クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画) 4.0
キューバ危機の背景にこんなことがあったとは。
ソビエトの軍事機密を流し続ける政府高官と、ただのセールスマンのイギリス人。いつしか彼らには深い友情が生まれる。
しかしそれが仇となってしまった。
主人公の役作りが半端ない。特に投獄されてからみるみる痩せていく。事実に基づいたストーリーだからこそそこまでやらなくてはならない。
しかしロシアになっても彼の国は基本的に変わらない恐ろしさを秘めている。
アムステルダム(2022年製作の映画) 4.1
最初なんてことのないストーリーかなと、古き良きアメリカの映像を楽しんでいたら..
いやはやとんでもないアメリカの歴史に遭遇。
日本は当然の如く第二次世界大戦に向かって行ったのかもしれないけど、アメリカにはこんな危険な種があったのか。
半分事実ですよね?だって当時の映像が最後にシンクロするのだから。
線は、僕を描く(2022年製作の映画) 4.4
本がとても良かったのであえて映画見てませんでした。
しかし誘惑に負けて観ることに。
小説では描ききれない墨絵を余すところなく映像で表現される。
小説を読んだだけでも墨絵をみたい!と感じたが、さらにその気持ちが強くなった。どんな芸術でも基本は大事だが、主人公は平常心で徹底してこだわる。著者がかなり勉強したことは小説で分かるが、映画監督も相当ななものだったろう。それが見てとれる。

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2023年に読んだ本(星4つ以上)

78冊を読みました。100冊に届かず。電車に乗って読むことが多いけど昨年はあまり乗らなかったかも。

では星4つ以上の本13冊を紹介します。残念ながら星5つはありませんでした。(詳細はbooklogを見てください)

三体III 死神永生 (劉慈欣)

あまりにスケールの大きな内容に拡大。
宇宙そのものの存在意義、時空を超えたストーリー。
一体この作者に限界はあるのか?

高瀬庄左衛門御留書(砂原 浩太朗)

今年読んだ時代小説では一番良かった。
特に名声もなく剣に優れているわけでもない老齢の武士。
家督を継いだ息子を失い、その妻とその弟に絵を教えながら暮らしている。
昔の稽古仲間たちとの再会がありながら、それは良くも悪くのあり庄左衛門の生活に暗い影を落とす。
そのうちの一人は息子の事故死に関わったことがわかり思わず剣に力が入る。そして自分を陥れる罠。
若い侍との出会いがあり、老齢の庄左衛門は希望を持ちながら絵を描きながら余生を過ごすのか。
江戸時代の頃のこの老齢の主人公は時代は違うけど自分と同じような年齢なのだろう。老齢ながら仕事をこなしながらも絵を描くことで生活のバランスを保ち、身近な仲間たちに支えられて生きている。若い世代からも尊敬を受けながら。
何かを成し遂げるわけでもないのだけど、自分が共感をできる内容だった。

名もなき毒(宮部みゆき)

杉村三郎シリーズ第2作目。
1作目よりも登場人物の描き方が緻密で丁寧であった。
2つの事件がパラレルに進みながら、最後はほんの少しだけ関わりが出るが、これが絶妙だった。
義父の役割が素晴らしく、そのように年を取りたいなぁと思う。

上海灯蛾(上田早夕里)

開戦前の上海。日本軍、青幇(中国の秘密結社)、アヘンの栽培と取引に関わる中国人になりすました日本人の生き様。
開戦前の上海をきっちりと表現し、中国人として暗躍する次郎の活動と心の内側をうまく描き出している。
当時の中国人から見た日本軍への思いや、逆に日本軍が資金調達をするためにアヘンをどう扱ったかがわかる。
さらに青幇が日本軍から隠れてアヘン栽培をするためにミャンマーに畑を作ったのだが、それが現代のゴールデントライアングル(一時ヘロインの世界で60%以上の生産)を作ったという仮説(真実っぽい気もする)に基づいている。SF作家でもある著者の思い切った洞察の面白さを感じる。

時を追う者(佐々木譲)

過去に戻って太平洋戦争を阻止する。奇想天外な題材。
しかも現代からではなく、戦後まもなくのチャレンジ。
3名のチームは山奥の洞窟を辿って戦前に戻る。しかもいつに戻るかはわからない。想定よりも戻った時間が遅かったために予定外の活動をしないと戦争は止められない。
満州に渡った彼らには様々な想定外の問題が起きるが、逆に彼らを信用する組織も現れ、果たしてそのチャレンジは想定通りになるのか?
普通に映画にでもしてもらうと面白そうだ。中国での関東軍の行いや中心人物をしっかり調べないと描けない小説。もう少し中国側のリーダークラスが表に出てくるとスリルもあって面白かったかも。でも十分に楽しめる内容でした。

南風に乗る(柳広司)

題名から沖縄をベースとした推理小説かと思い。全く違います。ほぼフィクションでしょう。
沖縄が戦後に被った様々な障害。それを真っ向から日米を相手に戦った瀬長亀次郎とその周辺の方達の生き様。
ここまで沖縄がアメリカにいいように扱われていたとは正直驚いた。
先日も沖縄に仕事で行ったが、あの素敵な島にこんな過去があり、そして現在も続いていることに憤りを感じる。
沖縄の過去と現在を知らずして単にリゾートとして行くことはとても残念だと思う。この歴史を知っていることで、沖縄の皆様の心の奥底に触れることもできるし、島を占領している米軍を見る目も変わってくるでしょう。その上で沖縄を目一杯楽しみ、お金を落としていくことの価値を感じながら伺いたい。

黄色い家 (川上未映子)

文章力が素晴らしい。
閉塞感の中にも生きるモチベーションを持って頑張っていたら、実は他人に操られていたのではないかと過去を思い起こす。
お金のこと、バカラのことを登場人物に語らせているが、これがとても深い。
ストーリーとしてはなんの解決もなく重たく終わったしまうが、一人の登場人物の心を描き切っているところが小説として素晴らしいと感じた。

異常【アノマリー】(エルヴェル・テリエ)

これは面白い。
冒頭は殺人を仕事とするブレイクの話から。これ自体がストーリの基軸になるほどの立ち上がりなのだけどそうではなかった。
パリ発ニューヨーク行きの飛行機に異常が起こる。それがとんでもないのだ。
SF的でありながら、結局人の心に触れる内容。
もし、自分と同じ記憶とDNAを持った人間がいきなり現れたがあなたはどうする?あるいはそんな人が自分の知り合いに現れたらあなたはどうする?
と問いかけている。
平野啓一郎の「空白を満たしなさい」からインスパイヤーされたのではないか、と思ってしまった。あちらは死んだはずの「僕」がなぜかこの世に現れる。こちらはいつもの日常の中に自分が現れるのだ。
残念ながらフランス文化を知らないと理解できない部分があり、注釈はあるものの…フランスで大ベストセラーになったというのはよく理解できる。

寿命が尽きる2年前 (久坂部羊)

いろんな意味で参考になった。
2年前とは?つまり今。わかりにくいだろうけど、自分のように還暦を過ぎた人間には「いつ死んでもおかしくない」わけだから(事故もあるし)それは2年後と仮定して、悔いのない生き方を今しなさい、という意味です。
老齢になって「なんかあったら」とか「子供のために」とか考えてお金を使わずに人生を楽しまないのは勿体無い。自分のお金を感動や素晴らしい体験のために使って満足して死ぬべきだ。
人間ドックに行って不安になって医者にかかりっきりになったり、死ぬのが怖くて病院で一生を送るのは勿体無い。
うーん。その通りです。医者であり小説家でもある著者が語る内容には説得力があります。

砂の宮殿(久坂部羊)

題材的にとても面白い。
医療は国民に公平にあるべきだ、というマスコミの主張に対して、医療だってビジネスと捉えれば投資をして利益を出すというモデルも全く違反でもなくあっても良いのではないか?ということ。
惜しげもなく設備投資をして、お金持ちの命を救ってしっかりと儲ける。それ自体はおかしくもなく、マスコミと対決をしながらもストーリーは進んでいくのだが。
我が身を守るために実は…ということが後半になって少しずつベールが剥がされていく。
途中までは主人公に感情移入しているのだがあれよあれよという間に展開が変わっていき、金儲けもたいがいにしろ、とう気持ちになってしまう。
お金がかかる最新医療とさらに進んでまだ完成されていない医療技術をどう使うか、問題提起だ。

忘れる読書 (落合陽一)

表題に意外性があるのとメディアで取り上げられているので購入した。
要するに落合氏は多読だけど読むことが目的ではなく、アウトプットこそが重要だということ。
「何か一つの価値をインストールして一発で解決しようとするのではなく価値と価値との間を動き回ってそれをやり続けるという生き方」によってレッドオーシャンで食い合うという世界とは真逆で勝負できる。
著者の考える「Work “as” life」という考え方は趣味と仕事の間の境目はなくて、いつも「全力」でやっている「日常」というもの。
何でもいい、自分が価値があるというものにこだわって人生を楽しんでいればいい。でもその価値に気づくためにはたくさん本を読んでそれに気づくことが大切なのではないか、と私は読みました。だからそこ内容にこだわることも必要だけど自分に取って価値のある部分を理解してあとは忘れてしまって良い、という意味ではないかな。

ジヴェルニーの食卓 (原田マハ)

積読をしてもう数年。
同じく積読していたモダンを読んですぐに読みたくなった。
モダンを読んでからなのでなんとなく繋がりを感じながら原田マハの描く美術の世界に入り込むことが出来た。
特にマティス。
著者の豊富な知識とそれをこのように小説にまとめる力には脱帽する。ぜひ海外でも広めて欲しい。英語やフランス語に翻訳はされているのでしょうか?

拳の先(角田光代)

長いが飽きずに読み切れる。
すでにボクシングをやめて記者として仕事をしている主人公はボクシング雑誌から他のジャンルに替わる。
しかしむしろ前作のような濃い関係より、第三者としての視点がまたボクシング関係者の思いをうまく浮き彫りにしている。
アジアの国で一人自分を磨くボクサー。でもものすごく努力をしても、全てがうまく行くわけでもない現実との葛藤。
スポーツマンとして淡々と受けて一つの人生の経験として流せていく潔さ。ここにいじめを受けている前向きな少年の姿が重なり…。

 

 

 

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2023年の反省

いつもの通りだけどハイライトと目標の反省をば。

3)新年のハイライトを5つ

  -欧州サッカーチームを訪問し、合わせてリーグ観戦

  →◯ ドイツとフランスに行きました。試合はパリサンジェルマンの試合を最前列で見ることに!

  

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 メッシのコーナーキック

  -サッカーチームが天皇杯でJリーグのチームと戦い勝利する

  →◯  横浜Fマリノスとの試合。惜敗ながら健闘。

  

Img_7312

  -1ラウンドで2回のバーディー

  → X 全くダメでした

  -安達太良山の登頂

  →X 登山全くできず

  -Jリーグへの道筋をつける

  →◯ JFL2位。これは道筋を作る成績となるでしょう。

5)新年の目標に他人へのコミットメントを含める

  -昊来(孫)と2人で公園デビュー

  →△ まだ二人というわけには行きませんが、二人で砂場で遊びました。

  -新規事業の立ち上げ(共同事業)

  →X 企画のみです

  -増資(第3者からの出資)

  →△ 準備はなんとか

  -息子と旅行

  →X 二人ではできないでした

  -シニアチームのサッカーの試合に出て得点かアシストをする

  →X サッカーそのものがだめでした

  -家族でクラシックコンサートや歌舞伎を5回以上行く

  →X ほぼ行けず

  -カフェかバーの開業の目処をつける

  →X 全く目処が立ちません

仕事以外の目標(KPI)

  -本を100冊読む

  →△ 78冊

  -映画を100本観る

  →△ 76本

  -定期的にフィジカルトレーニングを受け続ける(ほぼ毎週)

  →△ 10月までは毎週 でも手術で頓挫

  -個人フットサル(いわゆる個サル)に20回以上参加する

  →△ こちらも月に2回は行っていたけどホルモン治療を始めてから走れなくなり断念

  -ギターかウクレレの演奏を毎月YouTubeにアップし続ける

  →X 6本のみ

  -最低2回ゴルフで90を切る

  →X 問題外 100切るのも大変に

手術のせいにするのはどうかと思うけど、7月にホルモン治療を始めてから偏頭痛に悩まされることになりました。

前立腺癌のホルモン治療とは男性ホルモンを減らして結果相対的に女性ホルモンが増えます。その結果筋力が著しく落ちる。また自分には副作用として肝機能の低下があったと思います。おかげでアルコールは一切受け付けず(すぐにひどい頭痛に)、ちょっと運動しても偏頭痛になってしまうのでした。したがってスポーツは8月から全然ダメ。ゴルフをしても翌日は頭痛。

そして10月31日に手術を受けると術後の回復にすごく時間がかかることに。今度は患部がひどい痛みになり歩くことすらできない1ヶ月でした。サッカーも自宅でネット観戦に。

気力も落ちてギターやウクレレの録画も減ってしまいました。

以前書いた虫垂炎の手術(決意編)のことは全く同じ覚悟で生きることが重要と改めて思いました。

5つのプリンシプル

1) 食事に気を使う。(両親にいただいた身体を大事に)

2) 週に2回は運動をし、週に1回は休む。

3) 他人の目を見て話す。思いやりを伝える。

4) 家族を大切にする。

5) なるべくシンプルな生活をする。

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2023年8月 2日 (水)

沖縄滞留

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